大学院ニュース詳細

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「第17回KUワークショップ in 関西大学」を開催しました

2025/09/30

文学研究科副専攻EU-日本学では、202597日から913日、ルーヴェン大学(ベルギー)とチューリッヒ大学(スイス)からそれぞれ2名の学生を迎えた第17KUワークショップ in 関西大学を開催いたしました。

910日(水)に17KUワークショップ研究発表会を実施し、3大学計7名の学生による研究発表が行われました。(発表者および題目は以下に記載)

会場には、本学文学部土屋純教授、村元健一教授をはじめとする、約30名の参加があり、英語、日本語の混じる活発な議論が展開されました。

研究発表会終了後、大学からほど近いレストランで懇親会を行い、3校の交流を深めました。

99日(火)には土屋純教授の引率のもと、宝塚市を中心としたフィールドワークを行いました。近代から現代にかけての、電車を中心とした町の発展や芸術の振興について知ることができました。

912日(金)には村元健一教授の引率のもと、都市としての大阪をテーマにフィールドワークを行いました。古代から現代にかけての発展を学んだ後、中之島から天神橋筋商店街までを歩くことで、近代から現代の大阪の発展を肌身で感じることができました。

このように発表やフィールドワークを通して3校の学生が交流し、盛況のうちにワークショップは終了いたしました。

 

〈発表者と発表タイトル〉※ 発表順

飯田希栄(関西大学)

平安文学はいかに仏典を表現したか―「うたかた」の表現をめぐって―(日本語)

Franziska Romana Engeler(チューリッヒ大学)

日本近代の文脈における板谷波山のアール・ヌーヴォー受容:陶芸作品におけるレリーフ造形と彫刻的傾向の分析(英語)

Bram Vandermeulen(ルーヴェン大学)

日本の文人画の伝授 - 中林竹洞の画業における『竹洞画稿』の分析(英語)

谷川桐姿子(関西大学)

朝鮮時代の女性韓服とジェンダー -- チャンオッとチョゴリの重ね着を中心に(英語)Josepha Hübner(チューリッヒ大学)

日本人画家のまなざしとスイスの山岳風景:スイス国立図書館所蔵・吉田博の木版画《ヴェッターホルン》を地理学的に読み解く(英語)

矢野沙織(関西大学)

井上赳の児童中心主義について(日本語)

Emmanuelle Montegnies(ルーヴェン大学)

愛国主義の三つの表現: 高島平三郎、田辺久雄、野口雨情による1900-1930年の日本の児童音楽教育に関する言説分析(英語)

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