文学研究科

博士課程前期課程(英米文化専修)

英米文化専修では、日本にいながら専門科目を英語で学ぶことができる環境を提供すると同時に、クリティカルな思考法や発信型スキルなどの技術を身につけることを目指している。単なる知識の暗記や習得ではなく、自らが積極的に参加するディスカッションやプレゼンテーションといった発信型プロセスを重視し、必要な情報を自分で収集し、それを他人の意見も参考にしながら批判的に分析し、その結果を提示する能力を育成する。

英米文化研究(1)

英米圏の人文学分野における文化研究(Cultural Studies)の主流化を踏まえて、アメリカ、イギリスを中心とする英語圏の文化を、既存のディシプリンに留まらない広い視野から総合的、学際的に研究することを目的としている。英米文化研究(1)では、とりわけ美学、倫理、文学理論やエキゾティシズムの歴史を学ぶ。18世紀以降のイギリスないしヨーロッパの美学、とりわけ哲学者ヒューム、シャフツベリ伯爵、カントの美についての観念を中心的な研究対象とするが、より広い文化的現象を射程に入れて研究を進める。

【担任者および研究テーマ(概要)】
  • ジェイムズ・カーワン教授

    研究テーマ:Popular Culture, Consumption, Aesthetics, Exoticism

    My teaching explores the ways in which cultures use objects, narratives, and practices to construct and convey symbolic meanings: to create culture. Depending on the particular topic of study in the class, students will closely read a variety of texts, both old and new, in anthropology, philosophy, and other disciplines.

英米文化研究(2)

英米圏の人文学分野における文化研究(Cultural Studies)の主流化を踏まえて、アメリカ、イギリスを中心とする英語圏の文化を、既存のディシプリンに留まらない広い視野から総合的、学際的に研究することを目的としている。英米文化研究(2)では、とりわけ環境哲学、エコクリティシズム、比較文化論、飲食文化論を学ぶ。文化がどのように自然環境と結びついているか、欧米と日本では、環境がどのように思考されたか、という問題を歴史的や文化論的に考察する。それに加え、世界の飲食文化がどのように発展し、どのように環境と関係しているか、特にビールに焦点を置いて研究する。

【担任者および研究テーマ(概要)】
  • マーク・メリ教授

    研究テーマ:環境哲学、エコクリティシズム、比較食文化論、飲食文化論

    文化がどのように自然環境と結びついているか、欧米と日本では、環境がどのように思考されたか、という問題を歴史的や文化論的に考察している。それに、世界の飲食文化がどのように発展し、どのように環境と関係しているか、特にビールに関して調べている。