
カウンセリングなどの臨床心理学的援助を効果的に行うためには、科学的に有効性の実証された専門技能を基盤としつつ、同時に臨床経験から得られる実践知あるいは熟練した技能が必要です。換言すると、前者は臨床心理学におけるサイエンスの領域であり、後者はアートの領域となります。臨床心理専門職業人は、この両面の知識と技能をバランスよく習得してこそ、その専門性を遺憾なく発揮できるものと考えます。
臨床心理専門職大学院では、この観点から、「心理アセスメント、心理療法及び地域援助に関する科学性を重視した技能と、実践から得られる熟練した技能を習得するために、サイエンスとアートの調和を図りながら学理と実践の両面から専門教育を行うこと」を教育の理念として、臨床心理専門職業人の養成を行います。
教育・医療・産業の領域別コースを設置し、将来の進路目標に応じて専門技能を磨きます。「教育・学校領域に強い心の専門家」「医療・福祉領域に強い心の専門家」「産業・キャリア領域に強い心の専門家」の3つの人材像の育成を目的にしたコース制を導入します。
1年次では、臨床心理の基礎を学び、2年次から将来の進路目標に応じたコースを選択し、各領域で求められる専門知識・技能を習得します。