大学院概要

社会情報学専攻(博士課程前期課程)

社会情報学専攻では、4つの課題研究分野があり、それぞれのもとに各課題研究科目があります。

2025年度に開講される課題研究科目は以下の通りです。

教育における情報メディア利用

課題研究科目名 情報通信技術(ICT)と新しい教育
指導教員 黒上 晴夫小柳 和喜雄川島 裕子
概要

情報通信技術(ICT)の急速な発展により、Society 5.0 と呼ばれる社会が実現しようとしている。その中で、コミュニケーションの仕方や意味が大きく変わり、学習についての捉え方や、学習を支える環境も変革しつつある。これらをふまえて、これからの教育・コミュニケーションのあり方やシステムについて実証的に調査・研究を行う。

  1. ICTを基盤とする学習のカリキュラム開発と評価に関する調査・研究
  2. グローバル社会におけるコミュニケーション方略と教育に関する調査・研究
  3. 学習の意味やメカニズムの変化、学習をうながすシステムについての調査・研究

このページの先頭へ

情報社会とメディア

課題研究科目名 情報メディアの変容とコミュニケーション
指導教員 岡田 朋之谷本 奈穂阪口 祐介
概要

情報メディアの高度化はコミュニケーションや文化のグローバル化をもたらしただけでなく、産業・経済・生活などあらゆる面で大きな変化をうながしている。本プロジェクトでは新たなメディアやコミュニケーション文化の形成の兆しを視野におさめつつ、社会学的観点から以下のような調査・研究を行う。

  1. 情報メディア産業の新しい展開
  2. 文化、コミュニケーションあるいは社会的行為の様式の変容
  3. メディア・イノヴェーションの現代史的考察
課題研究科目名 情報行動に関する心理学的モデルの構築
指導教員 森尾 博昭古谷 嘉一郎西田 晃一
概要

我々は社会のなかで様々な情報に囲まれて生活している。本プロジェクトにおいては、情報と人間の心理との関係性に焦点を当て、人が社会のなかでいかなる情報を求めているのか、そして、人はその情報をいかに理解しているのか、また、人は情報を受けとめたことによってどのような影響を受けるのか、さらには、人は他者といかに情報をやりとりしているのかといった問題をとりあげ心理学的な視点から研究を進めていく。

  1. 社会的認知に関する心理学的研究
  2. 社会的影響に関する心理学的研究
  3. 自己認知に関する心理学的研究
  4. 対人的コミュニケーションに関する心理学的研究

このページの先頭へ

産業情報システム

課題研究科目名 デジタル社会における価値創造
指導教員 伊佐田 文彦古賀 広志齋藤 雅子施 學昌徳山 美津恵中尾 悠利子羽藤 雅彦松本 渉
概要

今日、デジタル化・グローバル化・エコロジカル化などの環境変化や社会構造の変化に直面する現代企業は、データとデジタル技術を活用した組織変革が求められている。本課題研究では、このような変革を「価値創造活動の再編成」として捉え、それを実現していく上での課題を明らかにしていく。このとき、持続的な企業価値向上に資する経営学のさまざまな研究分野をクロスオーバーさせることで、デジタル社会における価値創造の課題を検討していく。

このページの先頭へ

公共領域における情報

課題研究科目名 公共領域におけるデータベース
指導教員 泉 克幸伊藤 俊秀地主 敏樹名取 良太大堀 秀一太田 勝憲中元 康裕宋 財泫池田 峻
概要

公共的な問題を解決するためには、正確に現状を把握し、適切な方法によって原因を解明することが緊要である。
そこで、本研究課題では、政府統計・社会調査データや、白書・法令等の文書情報を活用し、統計分析・シミュレーション・数理分析・質的分析など多様な分析メソッドにより、実態を解明していくことを第一の目的とする。また、散在したり、汎用性が低かったりするデータを収集・加工し、データベースに格納する方法を検討し、実装することを第二の目的とし、これらの目的に沿いながら、社会的諸課題について考えを深めていく。

このページの先頭へ