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教授 中尾 悠利子

教授 中尾 悠利子

NAKAO Yuriko

博士(経営学) 神戸大学

教授 中尾 悠利子博士(経営学) 神戸大学

専門領域
サステナビリティ評価
キーワード
企業経営とSDGs、AIによるサステナビリティ評価、ESG(環境・社会・ガバナンス)
学部担当科目
経営学、経営行動分析、専門演習、卒業研究
大学院担当科目
Mデジタル社会における価値創造、M論文指導、M企業評価論
関連リンク
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メールアドレス
y-nakao@kansai-udotacdotjp

研究内容

地球環境問題が深刻化するなか、企業のサステナビリティ情報開示が急速に制度化され、企業を評価する取り組みも広まっています。しかし、実際の効果があいまいな情報開示が推奨され、それにもとづいて企業評価がおこなわれているため、サステナビリティ活動が形骸化しているのが現状です。この問題を解決するには、企業のサステナビリティ情報開示と評価を、より実質的なものへと高める必要があります。そのためには、ただ情報を開示するだけでなく、企業のめざすべき姿を見据えた目標を明確に設定することが重要です。
現在、同志社大学価値研究センターが開発した、サステナビリティ活動に関する目標を明確に定義し、その達成度を評価する「バリューモデル」を活用した研究を進めています。「目標の導入がサステナビリティ情報開示と評価の実質化にどのように貢献するか」を問いとして掲げ、AIの活用や実証データ分析、事例研究などを通じて検討を重ねています。目標志向型のサステナビリティ情報開示と評価を実現するための、具体的な政策提言を目指しています。

主な研究業績

  • Beyond ESG: Embracing Impact Measurement for Real Sustainable Finance. Asian Impact Management Review, 12(4), 45-58. (2024)

  • Exploring visual communication in corporate sustainability reporting: Using image recognition with deep learning. Corporate Social Responsibility and Environmental Management. (2024)
  • 「経営トップの特性はCSRに影響するのか」『一橋ビジネスレビュー』72(2), pp.158-172. (2024)
  • 『AIによるESG評価―モデル構築と情報開示分析―』同文舘出版. (2023)
  • 『利他の構造』ミネルヴァ書房. (2021)

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