教員紹介

教員の著書紹介

本学部教員による著書を著者自身が紹介します。内容紹介に加えて、本学部のカリキュラムや研究テーマとの関わりについても教員からひとことメッセージが添えられています。

データサイエンティストに求められるビジネスリテラシー
―情報がビジネスを生み出し、マネジメントを支え、社会を変える―

齋藤 雅子 著

同文舘出版/2024年4月刊/256頁

本書は、データサイエンスを学び社会実装を目指す方々を対象とし、ビジネス初学者が理解しやすいよう、情報を軸とするビジネスの動向や進化、企業の経営活動における情報の種類や開示といった内容を取り上げ、ビジネス分野に関連する学問領域の基礎理論や方法論を着実に学び、知識を育むことを目標としています。

データサイエンティストに求められるビジネスリテラシー
―情報がビジネスを生み出し、マネジメントを支え、社会を変える―を読む
データサイエンティストに求められるビジネスリテラシー<br>
―情報がビジネスを生み出し、マネジメントを支え、社会を変える―

AIによるESG評価 ―モデル構築と情報開示分析―

中尾 悠利子 他 著

同文館/2023年10月刊/288頁

本書では、ESG評価が企業の社会的影響を評価するものであるという前提のもと、AIの活用がESGの多様性をどのように促進させるかに焦点を当てている。

「AIによるESG評価 ―モデル構築と情報開示分析―」を読む
AIによるESG評価 ―モデル構築と情報開示分析―

利他の構造

中尾 悠利子 他 著

ミネルヴァ書房/2021年10月刊/292頁

本書は、「利他」と「利己」の概念の検討から、「自分」と「他者」との区分をいかに行うかなどの哲学的な議論をもとに、「利他」の経営を多様なテーマから論じている。SDGs(持続可能な開発目標)が企業経営に求められている昨今、なぜ「利他」なのかを考察する上での示唆になると考えられる。私が執筆した章では、企業報告における利他の傾向を考察した。また、企業の利他が利己につながるための有用な情報開示のあり方を提示した。

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『利他の構造』

遅考術――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」

植原 亮 著

ダイヤモンド社/2022年8月刊/271頁

本書の目標は「あえて遅く考える」ことができる人になることです。人間が陥りやすい思考の罠を回避し、丁寧に思考を進めるための道具立てを身につけていきます。問いとその解説を中心に進みますが、対話方式の導入により、登場人物たちの会話に巻き込まれながら、自分で考えを粘り強く続けることができるように工夫されています。認知バイアスや因果関係、対照実験といった標準的な話題だけでなく、詭弁やジレンマといった変わり種のトピックに加え、疑似科学や陰謀論といった現代的な話題も扱っている点に特色があります。

『遅考術――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」』

社会調査の方法論

松本渉 著

丸善出版/2021年9月刊/264頁

本書では、社会調査の実際例をあげながら、社会調査の読み方・目的・意義・種類・歴史・ 倫理といった基礎的事項に加え、社会調査の方法(データ収集方法、標本抽出等)を決めてデータを収集・整理するといった実際の手順を解説しています。そのため、この一冊で社会調査士資格のA科目とB科目の内容が学習できるようにもなっています。

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社会調査の方法論

思考力改善ドリル――批判的思考から科学的思考へ

植原 亮 著

勁草書房/2020年10月刊/206頁

本書は、科学的思考の基礎的事項の習得まで視野に収めたクリティカルシンキングの能力の養成を目指したテキストです。日常的な事例を通じて認知バイアスの存在に自覚的になることから出発し、因果関係や対照実験の手法、推論(演繹と帰納など)、さらには、科学と疑似科学、制度的・共同的な営為としての科学、といったトピックまで扱います。各トピックについては、解説のみならず豊富な練習問題とその解答を収録し、独習にも対応可能にしています。

思考力改善ドリル――批判的思考から科学的思考へ

美容整形というコミュニケーション
社会規範と自己満足を超えて

谷本奈穂 著

花伝社/2018年6月刊/256頁

人は「あるがまま」の姿でいることができる。太っていても痩せていても、髪が縮れ毛でも直毛でも、まぶたが一重であっても二重であっても問題はない。けれど、人々は髪にパーマを当てたり、ダイエットで体型を変えたり、厚底の靴を履いたりする。時に美容外科手術や美容医療にまで手を伸ばす。

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美容整形というコミュニケーション 社会規範と自己満足を超えて

自然主義入門――知識・道徳・人間本性をめぐる現代哲学ツアー

植原 亮 著

勁草書房/2017年7月刊/301頁

本書の目的は、哲学的自然主義に関する一定の眺望を示すことです。前半では、自然主義の大枠や課題を説明したうえで、生得説と経験主義との対立を軸に、道徳的価値観の本性や科学的知識の起源などに関する諸立場を検討し、そのうえで理性や言語といった人間の際立った特徴についても扱える理論的枠組みを描き出します。後半では、道徳的進歩や懐疑論などに焦点を当て、道徳と知識をめぐる規範的な問題を検討し、最後にそもそも哲学とはいかなる営みかというメタ哲学的な問題を手短に考察します。

自然主義入門――知識・道徳・人間本性をめぐる現代哲学ツアー

挫折しない統計学入門 数学苦手意識を克服する

浅野 晃 著

オーム社/2017年1月刊/256頁

私は、幅広い専攻の学生のいる講義で統計学を教えるときには、統計学の計算そのもの以上に、「統計学の計算は、どういうつもりで何をやっているのか」という、いわば「統計学のこころ」を説明してきました。

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挫折しない統計学入門 数学苦手意識を克服する

社会人1年生のための統計学教科書

浅野 晃 著

SBクリエイティブ/2014年2月刊/256頁

統計学の基本から、相関・回帰や推定・検定、ベイズの定理まで、統計学はどのように物を考えるかを、+・-・×・÷・√・累乗の6種類の計算だけを使って説明した本です。総合情報学部で現在開講している「統計学」の内容は、この本にだいたい含まれています。

社会人1年生のための統計学教科書
社会人1年生のための統計学教科書

実在論と知識の自然化――自然種の一般理論とその応用

植原 亮 著

勁草書房/2013年12月刊/330頁

本書は、①この世界は何から構成されているのか、②世界についての知識が成立するのはなぜか、③そもそも知識とは何か、という哲学上の根本問題に一定の答えを与えることを目指しています。第Ⅰ部では、①と②の問いに、自然種を包括的に扱う理論を実在論の立場から構築して応じます。その理論を第Ⅱ部では、生物学の哲学や人工物の存在論における問題に具体的に適用します。第Ⅲ部では、知識もまた自然種として捉えられると論じて、知識の自然化のための道筋を明らかにし、上記の③に答えます。

実在論と知識の自然化――自然種の一般理論とその応用

現象数理学入門

三村昌泰 編
友枝明保 著 西成活裕 著 
第3章「社会の現象数理-渋滞学入門-」

東京大学出版会/2013年9月刊/216頁

動物の模様、感染症の流行、交通渋滞や経済不況など、私たちの身のまわりにあるさまざまな現象を数理的に解明する方法とは?それぞれの分野の第一人者が、「シミュレーション」「数値解析」「モデリング」の3つの視点から初心者向けにわかりやすく解説!

「現象数理学入門」を読む
現象数理学入門

Excelではじめる社会調査データ分析

松原望・松本渉 著

丸善出版/2011年12月刊行/260頁

本書では、実際の生データを事例として取り上げ、Excelの機能をフル活用したデータ分析法の基礎について懇切丁寧に解説しています。本書をマスターできれば自由自在にデータ分析ができることでしょう。社会調査士資格のC科目[基本的な資料とデータの分析に関する科目]のカリキュラムにも対応しています。

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Excelではじめる社会調査データ分析

非線形画像・信号処理
モルフォロジの基礎と応用

浅野 晃 著
浅野(村木) 千恵 著 木森 義隆 著 棟安 実治 著 延原 肇 著 藤尾 光彦 著

丸善出版/2010年9月刊/224頁

数学でいう「線形な世界」とは、足し算が自由にできる世界、すなわち、1たす1が必ず2になる世界です。しかし、現実に扱える数量には必ず上限や下限があり、例えば上限のために1たす1が1.5になってしまうこともあります。上限や下限のある「有界」な世界を表すには線形演算は不十分で、なんらかの非線形演算が必要になります。この本は、有界な世界を基盤とする非線形演算の体系である「マセマティカル・モルフォロジ」の思想と原理を、信号処理・画像処理から計算知能にいたるさまざまな応用例にふれながら解説します。

非線形画像・信号処理 モルフォロジの基礎と応用
非線形画像・信号処理 モルフォロジの基礎と応用

メディア文化を社会学する

高井 昌吏 編谷本 奈穂 編

世界思想社/2009年12月刊

この本は、普段は、あまり気にとめることなく見たり聞いたりして受け入れているようなモノや事象を、「どのようにしたら学問として扱えるか」について、実践的に示そうとしたものです。

メディア文化を社会学する
メディア文化を社会学する

博覧の世紀

福間 良明 編  難波 功士 編谷本 奈穂 編

梓出版社/2009年7月刊

これまで博覧会の研究は、主として万国博覧会(万博)を中心としたものでした。博覧会と一口に言っても、実は別物で、万博とは、博覧会国際事務局BIEが認定する万国博覧会だけを指します。

博覧の世紀
博覧の世紀

美容整形と化粧の社会学

谷本 奈穂 著

新曜社/2008年7月刊/320頁

美容整形にどういうイメージを持っていますか。あるいは化粧にはどういう意味があると思いますか。 本書の目的は、美容という現象を通じて「現代人のアイデンティティ」の一側面を探ることです。

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美容整形と化粧の社会学

恋愛の社会学

谷本 奈穂 著

青弓社/2008年4月刊/248頁

本書は、現代の恋愛事情を、1970年代、1990年代、2000年代の雑誌記事の分析、及びアンケート調査、マンガの内容考察から読み解いたものです。「人間関係」、「魅力ある異性像」、「アプローチの仕方」、「別れの理由」などの視点から分析を行っています。

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恋愛の社会学

私の愛した地球博 ─愛知万博2204万人の物語─

加藤 清明 編岡田 朋之 編小川 明子編

リベルタ出版/2006年7月刊/256頁

21世紀を迎えたIT時代の巨大メディア・イベントのゆくえについて考察するうえで、本書は重要な手がかりにもなるはずです。

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私の愛した地球博 ─愛知万博2204万人の物語─

コンピュータシミュレーション

伊藤 俊秀 著草薙 信昭 著

オーム社/2006年3月刊/240頁

本書は、ニュートン力学に代表される決定的モデルを出発点とし、乱数を用いた確率的モデルを経てカオスに至るまでを一つの流れとして、ここに大半の章を構成しています。

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コンピュータシミュレーション

知識ネットワーキング

David J. Skyrme, Knowledge Networking, Elsevier, 1999

阿辻茂夫・施學昌・太田進一監訳

晃洋書房/2005年6月刊行/246頁

ICTを利用した情報の商業化、知財製品化のトレンド、オンライン取引をはじめ、インターネットビジネスやナレッジマネジメントについて知財をベースにしたプラットホーム戦略とエージェントモデルから紹介している。

知識ネットワーキング

知識ビジネス

David J. Skyrme, Capitalizing on Knowledge, Elsevier, 2001

阿辻茂夫・施學昌・太田進一監訳

晃洋書房/2003年6月刊行/200頁

世界的経営コンサルタントである著者の豊富な経験と知識を活かした書。知識を資本とみなし、知財をマネジメントするビジネスとネット社会の相関性を検討し、現代ビジネスにおけるICT利用の今後を俯瞰している。

知識ビジネス

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