教員の著書

データサイエンティストに求められるビジネスリテラシー
―情報がビジネスを生み出し、マネジメントを支え、社会を変える―

齋藤雅子著

（同文舘出版／2024年4月刊／256頁）

内容紹介
著者からのひとこと
目次

内容紹介

本書は、データサイエンスを学び社会実装を目指す方々を対象とし、ビジネス初学者が理解しやすいよう、情報を軸とするビジネスの動向や進化、企業の経営活動における情報の種類や開示といった内容を取り上げ、ビジネス分野に関連する学問領域の基礎理論や方法論を着実に学び、知識を育むことを目標としています。

現代社会において、情報はビジネスを担う企業の経営活動を支え、社会や経済の枠組みを変え、新たな価値創造を実現する可能性が期待されています。多岐多様な価値を生み出す情報は、ありとあらゆるモノをつなぐ媒体としての機能を有し、常に動き、そして時には急速なスピードで拡散していきます。ビジネス分野では、情報技術の高度化はもちろん、さらなる技術革新が進み、新たな価値や機会を創造し続けています。情報は、私たちの暮らしや生活に利便性をもたらすものとして社会の期待が高まる一方で、情報を適切に取り扱い、活用する専門知識や技術を身につける重要性も認識されつつあります。

本書を読み進めた皆さんは、データサイエンティストが情報の社会実装に不可欠な「ビジネスリテラシー」とは何なのか、またその役割を学ぶことができると思います。高度な情報技術やデータ処理能力と、「知のエンジン」としてのビジネス知識が有機的に結合することにより、これまでにはなかった画期的なビジネスモデルや価値が創造され、ビジネスの課題解決をはかる社会実装化を実現できるでしょう。

著者からのひとこと

デジタル社会において、データサイエンスという新たな学問分野が出現し、高度な情報処理技術および運用能力を土台に、ビジネスの課題解決や価値創造を実現するデータサイエンティストに注目が集まっています。本書の学びを通じて、情報を中心とするビジネスの動向やトピック、企業の経営活動に関する基礎知識、すなわち「ビジネスリテラシー」を身につけた皆さんが、データサイエンティストとして幅広い分野で活躍されることを願っています。