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Excelではじめる社会調査データ分析

松原 望・松本 渉

(丸善出版/2011年12月刊/260頁)

Excelではじめる社会調査データ分析

内容紹介

統計学を理解することとデータの解析の方法を身につけることは別のことです。入門的な統計学の教科書を読み終わった読者が、さあ実際にデータを解析しようと思っても、どこからデータに手をつけてよいのか分からなくなるということはよくあることです。この本は、そのような読者がこれからデータを手にして料理をしようという場合に手にとるべき本として書かれました。

実験や観測によってえられたデータではなく、調査によってえられたデータを分析するための方法が書かれていることも本書の特徴です。調査データに限らず、統計学をゼロから学習しようという読者が、統計学を学習しつつ、調査データの解析方法を身につけることができるように入門的な内容から書かれています。

著者からのひとこと

この本は、いわゆる「Excelの入門書」ではありません。少しは操作したことがあることを前提としています。調査データを分析しようとしている人のために書かれた本ですので、社会学、政治学、経営学、社会心理学などの文科系学部の学生でも読めるような内容になっています。

目次

  1. 第1章 調査データの記述
    1. 1.1 調査データとは
    2. 1.2 記述統計学と統計的推測
    3. 1.3 なにをどのように測るか――データの種類と尺度
    4. 1.4 ソフトウェアの利用
  2. 第2章 調査データを読む――単純集計
    1. 2.1 データの構造とデータ分析の流れ
    2. 2.2 数字の読み取り方の工夫
    3. 2.3 Excelを用いた単純集計――度数分布
    4. 2.4 単純集計に関する作図とローレンツ曲線
  3. 第3章 調査データの要約
    1. 3.1 分布の中心と代表値
    2. 3.2 5数要約と箱ひげ図
    3. 3.3 散布度と集中度
  4. 第4章 調査データのクロス集計
    1. 4.1 クロス表の作成
    2. 4.2 クロス表の読み方
    3. 4.3 クロス集計の視覚化
    4. 4.4 欠損値の処理
  5. 第5章 二変数データの分析法――相関と回帰
    1. 5.1 二変数データの図表
    2. 5.2 相関関数
    3. 5.3 回帰分析の性質
    4. 5.4 回帰直線の性質
  6. 第6章 クロス集計の分析法
    1. 6.1 ニ変数データの関係
    2. 6.2 順序データの相関関数
    3. 6.3 名義データの取り扱い
    4. 6.4 2×2クロス表の関連性指標
  7. 第7章 分析視点の深化
    1. 7.1 第三の変数と層別解析
    2. 7.2 重回帰分析とダミー変数
    3. 7.3 クロス表とエラボレーション
  8. 第8章 さらに発展した分析にむけて
    1. 8.1 統計的推測
    2. 8.2 検定と推定
    3. 8.3 データ分析の拡張と応用
  9. 詳細データ
  10. 主な参考文献
  11. 索引

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