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松本 渉

教授 松本 渉

MATSUMOTO Wataru

博士(国際協力学) 東京大学

教授 松本 渉 博士(国際協力学) 東京大学

専門領域
社会調査,組織論
キーワード
調査データの収集と解析の方法論、市民活動の国際比較調査、NPOの組織論
学部担当科目
導入ゼミ、社会調査入門、社会調査方法論、調査データ分析、非営利組織論、専門演習
大学院担当科目
Mデジタル社会における価値創造、M調査研究法、D調査方法論特殊研究講義A、D調査方法論特殊研究講義B
関連リンク
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メールアドレス
matsumo@kansai-udotacdotjp

研究内容

かつては、NPO(非営利組織)がどのようにして組織作りを成功させていくかという組織論的な関心を主たる研究対象としていたが、最近では、人々がどのようにして公益と関わっていくのか、どのようにして社会貢献を行っていくのかといった問題に関心を広げている。

そして、これらの問題について、以下の三つの観点から研究に取り組んでいる。
(1)このような問題が科学的に議論されるためには、証拠となるデータが必要である。そこで、人々の態度や考え方を明らかにするために、社会調査を行って生のデータを収集し、得られたデータを統計的に分析する。
(2)調査データの表面的な結果が、真実とは異なって見えることがある。そのような場合に、誤った結論を導くことを避けるためには、分析に用いる調査データの性格を十分に把握しておく必要がある。そこで、データの収集方法のあり方についての検討を行う。
(3)日本における調査結果だけを用いて分析を行うよりも、海外のデータと比較を行った方が、日本の特徴をより明確に把握することができる。そこで、海外においても社会調査を実施し、国際比較研究に資するデータを取得する。この際、国際比較調査法と国際比較データの分析法のあり方についても検討を行う。

主な研究業績

  • A study on technical and cultural differences in survey methodology between Japan and the United States, International Journal of Japanese Sociology, 16, 2007.

  • NPOの存在理由と組織化との関係, 日本経営学会誌, 18, 2006
  • 東アジアにおける組織に対する信頼感―国際比較のための信頼感の分析―, 行動計量学, 33 (1) , 2006
  • 民間非営利部門の組織概念, 国際環境協力, 3 , 2003
  • 霧多布湿原トラストの成長軌道, 赤門マネジメント・レビュー, 2 (9), 2003

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