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准教授 池田 峻

IKEDA Shun

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専門領域
行政学
キーワード
官僚制、政官関係、行政の数理・計量分析
学部担当科目
導入ゼミ、行政学、公共政策論、データリテラシー実習、専門演習、卒業研究
大学院担当科目
M公共領域におけるデータベース、M行政データ分析
関連リンク
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メールアドレス
s_ikeda@kansai-udotacdotjp

研究内容

みなさんは複雑で難しい問題に直面したときに、どのような方法でその問題を解決しようとするでしょうか。様々なアプローチがあると思いますが、有力な解決方法の一つに、その問題に詳しい専門家に意見を聞いたり、決定を委ねたりするということが考えられます。例えば、原因不明の体調不良に見舞われたときは医師に診察してもらいますし、裁判では難解な法律問題に関する手続きを弁護士に依頼するでしょう。このように、私たちにとっても身近な、意思決定を専門家に委ねるという行為を一般に「委任」と呼ぶのですが、実は政府における重要な政策決定においても、この委任が行われていると考えることができます。すなわち、選挙によって選出された民主的な意思決定の主体である政治家が、試験を通して任用された専門知識を持つ官僚に対して、政策を決定する権限を委任していると考えるのです。私は、この委任という考え方をキーワードに、政治家と官僚はどのような関係を築きながら政策決定を行なっているのか、どうすれば民主的かつ専門的な政策決定が可能になるのかを明らかにすることを目標として、数理モデルや計量分析を用いた研究を行っています。

主な研究業績

  • 池田峻. 2022. 「行政組織の制度的独立性」『年報行政研究』57: 86-103.

  • Shigemura, Sohei, Tatsuya Iseki, Shun Ikeda, and Hideo Ishima. 2021. “Public Support for the Judicial Branches under the COVID-19 Pandemic,” Journal of Elections, Public Opinion & Parties, 31:sup1: 348-360.
  • 池田峻. 2020. 「官僚制への統制手段としての審議会―政権党による「手続的指示」の数理的・定量的分析―」『年報政治学』2020(Ⅰ) : 316-340.

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