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教授 太田 勝憲

教授 太田 勝憲

OHTA Katsunori

博士(経済学) 神戸大学

教授 太田 勝憲 OHTA Katsunori 博士(経済学) 神戸大学

専門領域
ミクロ経済学、ゲーム理論
キーワード
繰り返しゲーム、長期的関係、カルテル
学部担当科目
導入ゼミ、ミクロ経済モデル、経済システム論、ゲーム理論、専門演習、卒業研究
大学院担当科目
M公共領域におけるデータベース、M論文指導、Mゲーム理論
関連リンク
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メールアドレス
ohta@kansai-udotacdotjp

研究内容

一度限りの関係ではできないような協調であっても、長期的関係によって実現できることがあります。関係が継続するとき、自分の利益を優先する日和見的な行動は、将来、相手からの報復を招く恐れがあるので、抑制されます。結果として、協調的な結果が実現するのです。この事実は、馴染みの店での店員の応対や、継続的な友人関係を想像すると理解できます。店員が常連客に対して冷淡な接客をすれば、その常連客は二度と来店しませんし、友人に対する裏切りの先には絶交が待っています。
私は、長期的関係による協調の達成について、繰り返しゲームの理論を用いて研究しています。特に、相手の行動を直接観測できない状況で、実現できる協調とその達成方法について研究してきました。応用問題として、寡占市場のカルテル、チーム生産、国家間の国際協定における協調的結果の達成方法について研究しています。

主な研究業績

  • “Optimal sharing rules in repeated partnerships” (co-authored with Hajime Kobayashi and Tadashi Sekiguchi), Journal of Economic Theory, Vol.166, pp.311-323, 2016.

  • “Optimal collusion under imperfect monitoring in multimarket contact” (co-authored with Hajime Kobayashi), Games and Economic Behavior, Vol.76(2), pp.636-647, 2012.
  • “Multimarket contact in continuous-time games” (co-authored with Hajime Kobayashi), Economics Letters, Vol.101(1), pp.4-5, 2008.

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