研究活動について
特別研究費(なにわ大阪研究)は、関西大学なにわ大阪研究センターがめざす「ネットワークとしての大阪研究の拠点づくり」を支援するために2014年度に創設されました。研究班の公募に際しては、本センターの活動方針の中核ともいうべき研究領域・テーマを設定しています。これまでの成果として、すぐれた研究実績をもとにした情報発信が高度化され、また、各分野からの新たな取組みからもさまざまな知見が生み出されています。これらを足掛かりとして、本センターにおける地域研究と連携の活動が一層重層化されるとともに、今後の継続的な外部資金獲得の基盤が形成されることが期待されています。
研究領域・テーマについて
【2021年度~】
■基幹研究班■
1.道頓堀五座、芝居小屋大工中村儀右衛門資料調査研究、上方演芸ならびにCGによる可視化の促進と発信
2.鉄砲鍛冶屋敷井上関右衛門家に関する堺市との共同調査に基づく鉄砲ならびに「モノ作り」に関する研究
3.古写真調査をはじめとする住吉大社関連研究
4.豊臣期大坂図屏風に関連する海外研究機関との共同研究成果の継承
■公募研究班■
1.大学昇格を果たした1922年以降、大大阪時代の各分野で活躍した本学所縁の人材の発掘と大学の足跡を探る研究
2.世界遺産登録を果たした百舌鳥・古市古墳群に関する連携研究
3.世界遺産登録を視野に入れた明日香村との共同研究(発掘50周年を迎える高松塚関連の研究をはじめ飛鳥の歴史的文化遺産に関連する研究)
4.KU-ORCASを含む学内研究機関との連携による研究
5.その他、なにわ大阪に関する諸問題に関する研究
【2014年度~2020年度】
1.本学のルーツを探る関西法律学校・泊園書院部門
2.永続的な地域研究のハブを宣言する大阪地域研究部門
3.上方演芸の研究部門
4.歴史認証とCG 技術、社会科学、工学の英知を結集した景観再現・デジタルアーカイブズ部門
5.大阪の防災・減災と環境部門
6.上記の研究部門以外で、研究者自らが提案する研究
採択課題一覧
2024年度

- 【基幹研究班】なにわ大阪研究センターにおける研究成果の可視化
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- 研究代表者: 林 武文(総合情報学部・教授)
- 研究期間: 1年間
- 【公募研究班】近世大坂の遊興文化と出版の研究―名所・芝居・花街を中心に―
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- 研究代表者: 山本 卓(文学部・教授)
- 研究期間: 2年間

- 【公募研究班】「大大阪」の形成・発展と山岡順太郎―山岡家文書の総合的研究―
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- 研究代表者: 官田 光史(文学部・教授)
- 研究期間: 2年間

- 【公募研究班】大阪府下における「子ども支援」サービスの調査とガイド作成
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- 研究代表者: 廣川 空美(社会安全学部・教授)
- 研究期間: 2年間
2023年度

- 【基幹研究班】なにわ大阪研究センターにおける研究成果の可視化
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- 研究代表者: 乾 善彦(文学部・教授)
- 研究期間: 1年間
- 【公募研究班】甘樫丘遺跡群の変遷と土地利用に関する研究-発掘調査の成果を中心に-
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- 研究代表者: 井上 主税(文学部・教授)
- 研究期間: 2年間
2022年度

- 【基幹研究班】なにわ大阪研究センターにおける研究成果の可視化
-
- 研究代表者: 乾 善彦(文学部・教授)
- 研究期間: 1年間

- 【公募研究班】「大大阪」の時代と関西大学-山岡家文書の調査・研究を中心に-
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- 研究代表者: 官田 光史(文学部・准教授)
- 研究期間: 2年間

- 【公募研究班】大阪の失われた景観・残る景観-戦後昭和・平成の大阪を捉えた風景写真集・絵画を用いて
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- 研究代表者: 岡 絵理子(環境都市工学部・教授)
- 研究期間: 2年間
2021年度

- 【基幹研究班】道頓堀・堺鉄砲鍛冶屋敷研究の可視化
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- 研究代表者: 乾 善彦(文学部・教授)
- 研究期間: 1年間

- 【公募研究班】甘樫丘遺跡群の基礎的研究-発掘調査の成果を中心に-
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- 研究代表者: 井上 主税(文学部・教授)
- 研究期間: 2年間

- 【公募研究班】大阪の災害の実態解明とデジタルメディア技術を用いた防災教育
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- 研究代表者: 城下 英行(社会安全学部・准教授)
- 研究期間: 2年間
2020年度
- SPレコード(松本コレクション)のデータベース作成と分析
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- 研究代表者: 米田 文孝(文学部・教授)
- 研究期間: 2年間

- IRの大阪誘致に伴う社会問題に対する規制方法の考察
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- 研究代表者: 座主 祥伸(経済学部・准教授)
- 研究期間: 2年間
2019年度

- 大阪の災害教訓の抽出とその活用のための防災教育に関する研究
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- 研究代表者: 城下 英行(社会安全学部・准教授)
- 研究期間: 2年間

- こちずアプリ「大阪こちずぶらり」を活用した大阪風景画アプリの開発
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- 研究代表者: 岡 絵理子(環境都市工学部・教授)
- 研究期間: 2年間
2018年度

- なにわ大阪「笑い」文化の再検討
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- 研究代表者: 浦 和男(人間健康学部・准教授)
- 研究期間: 2年間

- なにわ大阪と本山彦一 -大正期大阪への貢献と本山考古室
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- 研究代表者: 米田 文孝(文学部・教授)
- 研究期間: 2年間
2017年度

- 大阪における防災情報コンテンツの開発と防災教育の実践
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- 研究代表者: 林 武文(総合情報学部・教授)
- 研究期間: 2年間

- 大阪の防災・減災をめざした体験型水防災教育
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- 研究代表者: 尾崎 平(環境都市工学部・准教授)
- 研究期間: 2年間

- 関西大学千里山キャンパスの景観変遷と可視化
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- 研究代表者: 橋寺 知子(環境都市工学部・准教授)
- 研究期間: 1年間
2016年度

- 住吉・堺の歴史景観の復元
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- 研究代表者 : 黒田 一充(文学部・教授)
- 研究期間 : 1年間

- なにわ大阪の「笑い」に関する調査と研究
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- 研究代表者 : 浦 和男(人間健康学部・准教授)
- 研究期間 : 2年間
2015年度

- 泊園書院の調査・研究の充実と展開
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- 研究代表者 : 吾妻 重二(文学部・教授)
- 研究期間 : 2年間

- 新出「浪花名所図屏風」の調査・研究
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- 研究代表者 : 長谷 洋一(文学部・教授)
- 研究期間 : 1年間

- 近代大阪文化の多角的研究 ― 文学・言語・映画・国際事情 ―
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- 研究代表者 : 笹川 慶子(文学部・教授)
- 研究期間 : 2年間

- 文・社・情連携による地域文化資源の発掘、デジタル化および地域活性資源化-DCH構築による地域研究ハブ形成の実践-
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- 研究代表者 : 林 直保子(社会学部・教授)
- 研究期間 : 2年間
2014年度

- 関西大学の知的ルーツ「泊園書院」の調査と研究
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- 研究代表者 : 吾妻 重二(文学部・教授)
- 研究期間 : 1年間

- 道頓堀の景観変遷―芝居町から「食い倒れの街」へ―
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- 研究代表者 : 長谷 洋一(文学部・教授)
- 研究期間 : 1年間

- 文化と技術の融合を通して大阪と地方の連携を図るハブ形成実践研究
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- 研究代表者 : 林 直保子(社会学部・教授)
- 研究期間 : 1年間