【公募研究班】「大大阪」の形成・発展と山岡順太郎―山岡家文書の総合的研究―
| 研究代表者 | 官田 光史 文学部・教授 |
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| 研究概要 | 本研究は、なにわ大阪研究センターの公募研究として2022年度に採択された「「大大阪」の時代と関西大学―山岡家文書の調査・研究を中心に―」を発展的に継続しようとするものである。
山岡家文書は山岡順太郎とその家族(父・美章、長男・倭)の旧蔵資料である。前述の公募研究が採択されたこともあり、目録の作成は順調に進んでおり、山岡家文書所収の本学関係書類、山岡が関わった会社の書類・営業報告書、政官財界関係者が山岡に宛てた書簡など、約2000点の全貌が明らかになりつつある。
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| 研究分担者 |
伊藤 信明 博物館・学芸員 |
| 研究期間 | 2024年度~2025年度(2年間) |
研究成果概要
本研究は、なにわ大阪研究センターの公募研究として2022年度に採択された「「大大阪」の時代と関西大学―山岡家文書の調査・研究を中心に―」を発展的に継続しようとするものである。山岡家文書は山岡順太郎とその家族(父・美章、長男・倭)の旧蔵資料である。山岡順太郎(1866~1928年)は石川県生まれ。逓信省を経て大阪商船に入社、やがて大阪財界で頭角を現した。大阪商業会議所会頭を務めたころから本学との関わりをもち、1922年には総理事として本学の大学昇格を成し遂げた。本学年史編纂室は2021年4月に山岡家から山岡家文書を借用し、目録の作成に着手した。前述の公募研究が採択されたこともあり、目録の作成は順調に進み、2025年3月に『山岡家文書目録』が刊行された。これにより山岡家文書を構成する資料、すなわち本学の関係資料、山岡が関わった会社の営業報告書・事業報告書、政官財界関係者が山岡に宛てた書簡など、約3700点の全貌が明らかになった。
期間全体の成果としては、まず分担者の伊藤が山岡家文書内の諸資料の構造を把握したことが挙げられる。また、代表者の官田が大阪財界の石川県人脈について、本学博物館(年史編纂室)学芸員で、研究協力者の佐藤健太郎が日本電力社長としての山岡の活動について研究に取り組んだ。これらの研究は、『山岡家文書目録』の情報を活用し、山岡家文書と学外の同時代資料をリンクする形で進められたものである。
その成果については、当研究班の研究成果報告会(2026年1月24日、於・なにわ大阪研究センター1階セミナー室)にて、伊藤が「山岡家文書の構造と概要について」、佐藤が「山岡家文書日本電力関係資料について」、官田が「山岡順太郎と関西加越能同郷会」と題して、それぞれ発表を行った。また、この報告会には京都大学の望月みわ氏をお招きし、地域史や企業史の視点からコメントをいただいた。さらに、なにわ大阪研究センター2025年度研究成果報告会(2026年3月7日、於・千里山キャンパス第1学舎5号館)にて、官田が「第一次世界大戦後のカフェーパウリスタ―山岡家文書所収の営業報告書等の紹介―」と題して発表を行った。
