SPレコード(松本コレクション)のデータベース作成と分析
研究代表者 | 米田 文孝 文学部・教授 博物館・館長 |
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研究概要 | 本研究では2つの領域の研究成果から、大正から昭和初期にかけての「松本コレクション(SPレコード)」を通した大阪の芸能活動について総括する。 |
研究分担者 |
橋寺 知子 環境都市工学部・准教授 篠塚 義弘 博物館・学芸員 |
研究期間 | 2020年度~2021年度(2年間) |
研究成果概要
当研究プロジェクトでは、博物館事務室・学芸員の篠塚義弘が「SPレコードの整理・分類、データベース構築と関西大学との関連」、環境都市工学部准教授の橋寺知子が「宝塚歌劇と大正・昭和初期の阪神間モダニズム」、文学部准教授の官田光史が「昭和初期の関西のメディア・イベント」を担当し、文学部教授の米田文孝が全体を総括することにした。新型コロナウィルス感染症の拡大が比較的治まった2020年7月頃から10月にかけて SPレコードの整理・分類とレコード・レーベルのスキャン作業を行い、画像データを取得して、レコード総数が4,086枚であることが判明した。取得したレコード・レーベル画像を元に基礎データ入力を行った。これらの作業の詳細は、2020年11月21日(土)13:30~16:00に 、かんさい・大学ミュージアム連携実行委員会主催のZOOMによる座談会「近代遺産の発掘と活用 寄贈資料を引き継ぐ~SPレコード~」で報告した。
2020年11月頃から、膨大な基礎データを基に詳細項目への抽出作業を順次行った。2021年度春学期には、新型コロナウィルス感染症の再拡大による影響もあり、少人数で膨大な入力作業を細々と続けた。研究分担者が担当する分野を優先して作業を進め、研究活動に支障が少なくなるよう配慮した。
2021年11月20日(土)13:00~16:00に、2年間の研究成果報告会をSPレコードのお披露目演奏会を兼ねて、なにわ大阪研究センター1階セミナー室にて開催し、研究分担者3名がそれぞれの研究成果を発表した。
2年間の研究成果については、なにわ大阪研究センター紀要への投稿と、2022年3月18日付で研究成果報告書の発刊を行った。