特別研究

SPレコード(松本コレクション)のデータベース作成と分析

研究代表者 米田 文孝 文学部・教授 博物館・館長
研究概要

本研究では2つの領域の研究成果から、大正から昭和初期にかけての「松本コレクション(SPレコード)」を通した大阪の芸能活動について総括する。
第1領域
大正から昭和初期における世相・風俗、特に阪神間モダニズムを探究する。
第2領域
松本コレクションの詳細なデータベースを構築して体系的に分類し、本学の教育・研究活動等の利用に供する。大正から昭和初期にかけて、関西大学の千里山移転および学生生活を取り巻く社会情勢とSPレコードの関連について探究する。

松本コレクションのSPレコードは、主に大正から昭和初期に製造された物が多く、多岐にわたって収集され記録された音を通して、同世代の世相・風俗を研究することができる。

研究分担者

橋寺 知子  環境都市工学部・准教授

篠塚 義弘  博物館・学芸員

研究期間 2020年度~2021年度(2年間)

研究成果概要

当研究プロジェクトでは、博物館事務室・学芸員の篠塚義弘が「SPレコードの整理・分類、データベース構築と関西大学との関連」、環境都市工学部准教授の橋寺知子が「宝塚歌劇と大正・昭和初期の阪神間モダニズム」、文学部准教授の官田光史が「昭和初期の関西のメディア・イベント」を担当し、文学部教授の米田文孝が全体を総括することにした。
 新型コロナウィルス感染症の拡大が比較的治まった2020年7月頃から10月にかけて SPレコードの整理・分類とレコード・レーベルのスキャン作業を行い、画像データを取得して、レコード総数が4,086枚であることが判明した。取得したレコード・レーベル画像を元に基礎データ入力を行った。これらの作業の詳細は、2020年11月21日(土)13:30~16:00に 、かんさい・大学ミュージアム連携実行委員会主催のZOOMによる座談会「近代遺産の発掘と活用 寄贈資料を引き継ぐ~SPレコード~」で報告した。
 2020年11月頃から、膨大な基礎データを基に詳細項目への抽出作業を順次行った。2021年度春学期には、新型コロナウィルス感染症の再拡大による影響もあり、少人数で膨大な入力作業を細々と続けた。研究分担者が担当する分野を優先して作業を進め、研究活動に支障が少なくなるよう配慮した。
 2021年11月20日(土)13:00~16:00に、2年間の研究成果報告会をSPレコードのお披露目演奏会を兼ねて、なにわ大阪研究センター1階セミナー室にて開催し、研究分担者3名がそれぞれの研究成果を発表した。
 2年間の研究成果については、なにわ大阪研究センター紀要への投稿と、2022年3月18日付で研究成果報告書の発刊を行った。

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