阪神・淡路大震災から26年目のKOBEを歩く―神戸市長田区・区画整理事業を行った御蔵5-6丁目―

2021年3月31日にフィールドワークで訪問した神戸市長田区の御蔵(みくら)5-6丁目は、戦災を免れていたために老朽化した住宅が多く残っており、阪神・淡路大震災で大きな被害を受けました。地震による建物倒壊だけでなく火災による被害も大きく、震災後、区画整理事業の対象となり、住民とボランティアの協働によるまちづくりが行われました。街区には、被災したことが分かる「震災モニュメント」があります。
ここではとくに、区画整理事業が行われた地区の震災前後の変化について、石田、檀上、福永、三角がご紹介します。

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阪神・淡路大震災から26年目のKOBEを歩く―神戸市長田区・ながたを元気づけた鉄人編―

 被災しなかった昔ながらの商店街を通って、新長田駅の方へ北上すると、再開発ビルをバックに、大きな勇ましい鉄人28号のモニュメントが現れます。これが大変印象に残りました。この鉄人は、誰が、どのような目的で建てただろうか...知りたいと思い、調査をしてみました。狭間がレポートします。

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阪神・淡路大震災から26年目のKOBEを歩く―神戸市長田区・駒ヶ林地区編―


はじめに

菅ゼミで3月31日に兵庫県神戸市長田区で感染症予防を徹底しながらフィールドワークに行ってきました。長田区には、戦災も、震災も免れた地区が残っており、その一つである「駒ヶ林地区」について、関根・成田・和賀井・和田の4人が、レポートします。以下の地図に示す経路順に紹介します。

写真1
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被災の街を歩く ―阪神・淡路大震災から23年目の神戸市長田区のフィールドワークより ―セクション3

野田北部地域で大規模な火災が起こった理由として、古い木造住宅が多かったことに加え、道幅が狭かったことが挙げられていますが、今回、野田北部地域を歩いていて気になったことは、「大国公園」から東側の地区と西側の地区の違いです。

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被災の街を歩く ―阪神・淡路大震災から23年目の神戸市長田区のフィールドワークより ―セクション1

菅ゼミでは、災害後の救援活動や、復興まちづくり活動について、被災地での現地調査(フィールドワーク・以下、FW)を通じて、その実態を把握し、被害を軽減・拡大したり、復興を促進・阻害する要因について研究を行っています。

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「足湯」ボランティア~セクション3~

施設での足湯が終わった後、全員で「振り返り」をし、それぞれが考えたこと・感じたことを共有しました。初めて「足湯」を経験した学生たちは、皆、この活動に魅力を感じたようです。私も言葉では言い表し難いのですが、またやってみたいと強く思える活動でした。

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「足湯」ボランティア~セクション2~

子どもたちとの食事の後、私たちは、施設内のお風呂場をお借りして、足湯の準備に取り掛かりました。

「足湯」の活動は、まず「たらい」にお湯を張り、被災者に足を浸してリラックスしもらいます。そして足を浸している間、手をゆっくりもんでいきます。これは23年前、ボランティアとして神戸に駆けつけた東洋医学を学んでいる人たちが考案した方法で、特別な技術は必要なく、誰でもできる簡単な手もみです。イラスト入りの「手引き」もあります。

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「足湯」ボランティア~セクション1~

執筆:劉ショウ・菅磨志保

6月18日は、高槻ミューズ・キャンパスに通う私たちにとって、忘れられない日になりました。午前7時58分、高槻市の直下でM6.1の地震が発生、高槻市内にも「災害ボランティアセンター」(以下、災害VC)が開設され、市の内外から駆け付けてくれたボランティアの姿を見るようになりました。

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