能登半島地震から8カ月後の被災地(志賀町・輪島市)を訪問して(その2)
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(その2)志賀町の震災復興秋祭りのお手伝い(9月7日のレポート①)
地震後、地域を離れて暮らす人達に帰郷の機会を提供し、地域に元気と活気を取り戻すことを目的に、自治会と商店連盟(地商連)主催の「地頭町秋祭り」が開催されました。
ボランティアグループによる屋台が設置され、ちらし寿司、たこ焼き、かき氷などが無料で提供されました。私たちも、チラシ寿司を箱に詰めるお手伝いをさせてもらいました(写真1)。(写真1)ちらし寿司の仕上げをお手伝い また、このお祭りの主役である「キリコ」の組み立てもお手伝いしたのですが(写真2)、さらにその「キリコ」を担いで、青年会の皆さんと一緒に3時間、汗を流すことに(写真3)。
キリコを担いだ後は、大抽選会、カラオケ大会などで大いに盛り上がりました。(写真2)地震で壊れなかった「キリコ」を組み立て中 (写真3)青年会のえんじ色の法被を借りて担ぎ手として参加!
秋祭りでの「つながりづくり」(調査)のお手伝い(9月7日のレポート②)
私たちは、自治会長さんの依頼で、この地域を支援している宮城大学の先生と一緒に、お祭りに来ている若者の中で協力を得られた人たちに、出身地、参加理由、祭りの認知経路(使用している連絡網など)を尋ね、地域の復興に向けた「つながりづくり」のお手伝いもさせていただきました(写真4)。(写真4)事前打合せの様子 結果の詳細は省きますが、地域内に住む人は回覧板やチラシ、地域外から来た人は、LINEや電話など人づてで知った方が多く、自治体の公式LINEで知ったという方もおられました。「お盆も正月も帰省しないが、祭りには帰省する」という若者が多く、祭りが、若者と地域をつなぐ上で大きな役割を果たしていることを感じました。