能登半島地震から8カ月後の被災地(志賀町・輪島市)を訪問して(その1)
-
(その1)訪問の経緯
能登半島地震は少子高齢化が進んだ過疎地を襲い、被災家屋と避難生活の対応に加え、要援護者への対応も大きな課題となり、直後から医療・保健・福祉の専門職派遣が派遣され、大規模な域外避難(1.5次・2次)が行われました。これらの対応は、短期的には、災害関連死の防止に貢献していたと思いますが、集落を維持していく上で、マイナスの影響は無かったのか、気になります。他方、過疎が進む集落の多くは、自立した地域運営を行っており、区長(自治会長)が中心となって互いに助け合い、生活再建を模索しているところもあるようです。そうした集落自治の支援に取り組んでいる研究者から、「集落の維持と復興の可能性について、一緒に支援を兼ねた調査に加わってもらえませんか」とのお誘いを受け、9月6日から8日にかけて石川県志賀町と輪島市を訪問してきたので、概要を報告します。
地元で支援活動をしている方にお借りした場所で打合せ(9月6日)
以下の報告は、菅ゼミ3回生、藤井、秋澤、4回生、久保、黒崎が行います。