社会学部NEWS

2020.10.29

裁判員裁判10年の心理学研究を振り返る

 関西大学社会学部紀要にて、この10年間で裁判員制度に関連して行われた心理学研究を振り返る論文を掲載していただくことになりました。最近10年間ほどの間に日本国内で研究・発表・報告された研究にどのようなものがあったのかをまとめています。専門家(研究者・法律家など)向けに書きましたが、学部や大学院の学生の皆さんの学習や研究の参考にもなると思います。
 裁判員制度を適切に運用するには、裁判にかかわる人の行動や判断についての客観的な研究と、それに基づく議論が欠かせません。この論文で、今後裁判員制度について議論する際に、過去にどんな研究があったかが見つかりやすくなればと思います。

(藤田 政博 教授)