メディア専攻 media ゼミ・卒業研究テーマ

卒業研究テーマの一例

  • スマホゲームの光と影
  • アートにおけるプラットフォームの変容と価値の多様化
  • コロナ禍におけるライブハウス −ゴアーの意識と行動の変容
  • 広告の中で変化する“主婦”の居場所
  • 女性K-POPアイドルのジェンダーロールと新しいコンセプト「ガールクラッシュ」
  • 情報化社会におけるオピニオン・リーダー −Z世代による情報発信の多様性
  • ファッションとしての古着 −大阪心斎橋アメリカ村を事例に
  • デジタル言論空間の健全化に向けたAI利活用
  • 日本における#MeToo運動の現状と認知度
  • ディープフェイクが招く混乱とウソの拡散
  • YouTuberの謝罪動画を解体する
  • コロナ禍における政治家のメディア戦略
  • 甲子園の魔物言説 −高校野球界における「魔物」の正体を解き明かす
  • 限界集落で暮らす人々 −京都府南丹市美山町の取材をもとに
  • 聖地巡礼による地域活性化の方法

メディア専攻 学生研究レポート

※年次は取材当時のものです。

人と人、人とモノをつなぐ広告を通したコミュニケーションの在り方を考える。

3年次生 西村 悠里

広告主の意図を的確に表現しながらも、人を傷つけず、受け手との間にある壁を柔らかくする広告を通したコミュニケーションについて研究しています。授業の一環としてあるキャンペーンのキャッチコピーの公募に参加し、採用されたことがありましたが、制作過程では自分の視野の狭さを痛感しました。「コミュニケーションは受け手が全てを決める」という原則を意識しながら自分を客観視する力を養い、誰にとっても心地良い環境を作れる人になることが目標です。

Interview メディア専攻を選んだ理由は?

身近なところから私たちに影響を与える広告について学びたいと思ったから。

高校時代に見たあるテレビCMがきっかけで広告に興味をもちました。短い映像やシンプルなキャッチコピーを通して商品・サービスの魅力を伝え、受け手である消費者の意思や選択に変化を与える広告について学べるメディア専攻を選びました。

Interview どんな毎日を過ごしている?

【3年次】学びのテーマを自ら発見し、探究する日々。

1日のスケジュール
10:40 「メディア企画演習(広告)」受講
自分たちで広告の企画を立案し、より伝わりやすくするための実践的な技術も学んでいます。
14:30 ゼミの打ち合わせ
ゼミ生と課題について打ち合わせます。何気ない会話から、新しい発見が得られることもあります。
16:20 ゼミ
山本先生の「広告クリエイティブ」ゼミに所属。ゼミ生の興味・関心に従ってテーマを設定し、調査や議論を通して理解を深めています。
18:30 よさこいサークル
週に3~4回は練習しています。「吹田まつり」をはじめ全国のお祭り会場で踊りを披露したこともあります。

教員からのアドバイス

多様な価値観に触れながら疑問を発見し、探究してほしい。

受け手の多様な解釈によって成立する広告を学ぶには、積極的に多様な価値観に触れることが必要です。西村さんには「ヒト/モノ/コト」に興味を持ち、その中に疑問を発見し、考え続けることによって自分を大きく成長させて欲しいと思っています。

山本 高史 教授

人はなぜ「リアリティーショー」を観るのか。メディア研究を通じて自分と社会をみつめなおす。

4年次生 寺鈴木 仁志

台本がないという設定で出演者の行動や反応を楽しむリアリティーショーは、SNSと組み合わさることで、視聴者が出演者を攻撃したり、番組から落としたりする現象を生み出しました。私は「人は出演者が成功する姿よりも、失敗したり傷ついたりするところを見たいのではないか」と考えているのですが、この後ろめたい気持ちは自分の中にも存在すると感じます。今後研究を深めることで、自分自身の理解にもつながればと思います。

Interview メディア専攻を選んだ理由は?

日常的に親しんでいるコンテンツをより深く知りたいと思ったから。

テレビや映画を観たり、YouTubeで動画を投稿したりと、幼いころからさまざまなコンテンツを楽しんできました。そして進路選択にあたって、自分の好きなものについて深く学びたいと考えた結果、メディア専攻を選びました。

Interview どんな毎日を過ごしている?

1日のスケジュール
14:30 登校
大学では自分で時間割を決められるので、工夫すれば午後から授業を受ける日を作ることもできます。
16:20 「メディア・リテラシー論」を受講
メディアの仕組みや、メディアで描かれることの意味について考える授業です。
18:00 ラーニングコモンズで自習
教室以外にも自由に利用できる自習スペースがあるので、友人と時間を合わせて資格取得のための勉強に取り組むことも。
20:30 友人と関大前で晩ごはん
キャンパスの正門から駅まで続く学生街には飲食店がいっぱい!ラーメン店や唐揚げ屋さんなど、気分に合わせて選べます。

教員からのアドバイス

人間がもつ普遍的な問題を、現代のメディアから考える面白い研究です。

鈴木さんが自分の中に感じる「暴力」は、昔から多くの人が感じ、悩んできた普遍的なもので、社会学やメディア研究の重要なテーマでもあります。この問題意識の歴史を遡ると同時に、番組やSNSの分析を通じて現代の問題として捉えなおしていきましょう。

村田 麻里子 教授

テレビCMの次の可能性「字幕」を、広告の送り手、受け手の双方から考える。

4年次生 秋原 帆乃夏

より多くの人に商品やサービスを知ってもらうための広告が、なぜ見た人すべてに伝わるように作られていないのでしょうか。例えばテレビCMの「音声」です。聴覚に障がいをお持ちの方や聴き取りにくくなっている高齢者の方がいらっしゃいます。社会参加や高齢化という社会のトレンドを考えるときに「字幕」というものがきっかけになっていくという仮説を立てました。現状、字幕付きのテレビCMを製作している企業の事例から、変化に対応する広告の姿を明らかにしようと考えています。

Interview メディア専攻を選んだ理由は?

広告を専門に学べる環境に魅力を感じたから。

高校生の時にオープンキャンパスに参加して、メディア専攻では広告を専門に学べると聞いて興味をもちました。当時からCMに興味があり、テレビの歴史や広告について知識を深めようと考えました。

Interview メディア専攻のオススメ講義は?

グループで広告制作に取り組み、作品を完成させた。

広告の実制作に取り組む「メディア企画演習(広告)」です。「献血」をテーマにグループでアイデアを出し合い、絵コンテの作成から撮影地やキャストの選定、撮影、編集までを約1カ月間で行いました。

Interview メディア専攻の魅力は?

多彩な授業が興味の幅を広げてくれる。

個性豊かな先生方の授業を通して、テレビCMに限らず、新聞やラジオ、音楽などに対する興味が広がりました。広告以外の知識を身に付けたことが、広告制作にも活きていることを実感しています。

教員からのアドバイス

広告を学ぶことは社会を学ぶこと、人間観を作り出すことです。

広告を作るためには、子どもから高齢者までさまざまな人が何を求めているかを考える必要があります。秋原さんはメディアや社会について幅広く学び、そこで得た知識や物事の見方を広告制作に活かしている点がいいですね。

山本 高史 教授

ゼミで得た番組分析の力を基に広く愛される番組の人気の理由を知りたい。

4年次生 角谷 幸樹

3年次のゼミでは、一本のドキュメンタリー番組を題材にグループで研究。番組がその後のドキュメンタリー界に与えた影響や、時代背景を調べて発表しました。卒業研究では、視聴者からの人気が高く評価を受けているバラエティ番組を分析し、その人気の秘訣を探りたいと考えています。過去の放送回にテーマ分析や会話分析を加え、制作者の意図を探るなかで、「笑いとは何か」「テレビとは何か」を自分なりに発見したいと思います。

Interview メディア専攻を選んだ理由は?

テレビ制作という将来の夢につなげるため。

中学生の頃から、将来は大好きなテレビ番組を作る仕事に就きたいという想いがありました。テレビに関して制作から研究に至るまで専門的に学べる点に魅力を感じ、メディア専攻を選びました。

Interview メディア専攻のオススメ講義は?

プロに教わりながら番組制作を経験。

「マスコミ制作実習(情報番組)」で、話題となっていた国際問題を題材に情報番組を制作しました。制作を経験できることに加え、現場で働くプロに教わる貴重な機会。題材の選び方や効果的な情報の見せ方など多くを教わりました。

Interview メディア専攻の魅力は?

発信側と受信側、両方の視点が身につく。

クリエイティブな内容も学ぶ専攻で、先生方は個性を大切にしてくれます。学生はそれぞれテレビやラジオ、音楽など自らの好きなものを学ぶために来ており、会話を通して刺激し合える関係が魅力です。

教員からのアドバイス

研究や実習を通して得た力を武器に社会で活躍してください。

理論と実践をバランスよく学べているところが角谷君の強み。夢をかなえ制作者になったとき、大学で学んだことが必ず役に立つでしょう。関心を深堀りする卒業研究を通して、さらに多くの知を手に入れてください。

松山 秀明 助教

培ったメディアマインドで日本とトーゴの懸け橋に。

4年次生 辻 旺一郎

アフリカ・トーゴ共和国で長期ボランティアに携わった経験から、日本とトーゴをつなぐ活動に取り組んでいます。私が滞在して感じた知られざるトーゴの魅力を伝えるために、エッセー本を出版し、現地で撮影した写真を掲示する企画展を開催。また、その逆で日本を紹介する番組も制作し、駐日トーゴ共和国大使館の協力を得て現地のテレビ局で放送予定です。今後は、「西アフリカで求められる日系企業」といったテーマで、卒業論文を執筆中です。

Interview メディア専攻を選んだ理由は?

お笑い芸人が活躍する「メディア」を知るため。

もともと私はお笑い芸人志望でしたが、祖母の勧めもあり大学に通ってから進路を決めることに。そこで、お笑い芸人に関連した分野を学びたくて、メディア専攻を選びました。

Interview メディア専攻のオススメ講義は?

映像制作における一連の過程を体験。

映像作品を一から制作する「映像基礎実習」は、専門性が求められる実践的な授業です。企画からロケーション撮影、編集まで全て自分たちで行い、とても刺激的でした。

Interview メディア専攻の魅力は?

発信側と受信側、両方の視点が身につく。

伝えるスキルを学ぶ中で、メディアの受信側に加え、発信側に対する理解が深まったと感じます。情報が届けられる構造を意識しニュースやコンテンツの裏側にある「意図」を考えるようになりました。

教員からのアドバイス

これからもメディアを駆使して人と人とをつないでほしい。

書籍の出版に加え、トーゴで放送する番組の制作資金をクラウドファンディングで集めるなど、あらゆるメディアを駆使する辻君。濃密な体験に基づいた辻君ならではの卒業論文に期待しています。

溝口 佑爾 助教