
メディア専攻 Media カリキュラム
講義・実習の分類

研究
メディア、ジャーナリズム、コミュニケーションに関する諸現象、諸問題を対象として見定め、そのしくみや構造を明らかにします。
- 科目例
- メディア文化論、メディア史、メディアと社会、メディア産業論、インターネット・コミュニケーション論、情報社会論、ジャーナリズム論、国際コミュニケーション論、映像コミュニケーション、マス・コミュニケーションの効果、世論とマス・コミュニケーション、情報の法と倫理、広告と社会
実践
実習・演習に参加し、教員とともにプロジェクトを進めます。
- 科目例
- 専門演習、卒業研究、メディア企画演習(広告)、メディア企画演習(音楽)、メディア・セミナー、マスコミ・セミナー
分析
メディア、ジャーナリズム、コミュニケーションに関する諸現象を、一定の研究方法にしたがって要素に切り分け、いかなる相関関係や因果関係があるか明らかにします。
- 科目例
- メディアと音楽、メディアとジェンダー、メディアと技術、メディア・リテラシー論、メディア表現論、メディアとスポーツ、メディアの法と倫理、情報メディア論、放送論、ジャーナリズム史、地域社会とジャーナリズム、広報論、広告クリエイティブ論、フォトグラフィ・スタディーズ
表現
ルポルタージュやドキュメンタリー、ミュージックビデオ、広告・広報などの作品を制作し、それらのアーカイブやプラットフォームを開発し、メディア・リテラシーに関するワークショップをデザインします。
- 科目例
- 映像基礎実習、メディア調査実習、メディア制作実習 A、メディア制作実習 B、メディア制作実習 C、映像応用実習、文章応用実習
クローズアップ講義・実習
メディアとスポーツ
No Media, No Sports
最近、サッカーの試合でのビデオ判定(VAR)が話題となっていますが、世界で初めてビデオ判定を採用した競技は何でしょうか。世界初は何と1969年の「大相撲」なのです。伝統を重んじると言われる相撲ですが、相撲ほどメディアの影響を受けたスポーツはありません。ラジオによって「制限時間」が設けられ、テレビによって、土俵の柱はなくなりました。相撲に限らず、メディとスポーツは昔から密接な関係にあります。それは、主催者やスポンサーというかかわりを超えて、メディアによってルールが変ったり、新たなスポーツが生まれたり、新たな産業が生まれたりします。「メディアとスポーツ」は、メディアという眼鏡をかけてスポーツ現象を読み解きます。
(写真はゲスト講師を招いての授業の様子)

少人数授業(基礎研究I/II・基礎演習・文章演習)
少人数で、学問へのアプローチ
専門分野のゼミ(研究室)に所属するまでに、少人数のクラスで基礎力を身につ けていきます。入学するとまず受講する「基礎研究I」では、ディスカッションの 仕方、レジュメの作り方、文献の探し方など、大学生としての基本的な所作を身 につけます。続く「基礎研究II」では、データの読み方や扱い方などのデータ・ リテラシーを学びます。2年生になると、メディア研究の古典作品を読む「基礎演 習」と、論理的な文章を書くために訓練する「文章演習」を受講します。こうし て、専門の先生のゼミに入って学ぶ準備が整います。

ジャーナリズム専門プログラム
取材し、知ったことを「言葉」で「伝える」、これがジャーナリズムの使命です。
ジャーナリストを目指す人やジャーナリズムに関してより深く学ぼうとする人の特別コースで、3年生から受講できます。受講生は「文章班」と「ドキュメンタリー班」に分かれます。文章班では、さまざまなスタイルの記事を制作することを通して、伝達・表現・編集を学ぶとともに、ジャーナリズムに対する見識を深めていきます。個人またはチームでテーマを決めて取り組み、学内外を取材し、記事やルポルタージュを仕上げます。 ドキュメンタリー班は、個人または複数のメンバーで企画を立案し、撮影、インタビュー、 編集、ナレーションの執筆から録音まで、すべて自分たちで仕上げ、一年がかりで一つの作品を完成させます。実習生の作品は映像コンクールでも毎年高い評価を得ています。 これらの取材を通して、学生は社会の実相に触れ、同時にジャーナリストの基本的な技術を身につけていきます。このコースを履修した後、新聞社、出版社、テレビ局、制作会社等に就職する学生も多数います。

広告専門プログラム
広告のAからZまで学べます。
日常的に接する広告ですが、それがどのように成り立っているのかについてはあまり知られていません。当プログラムでは広告に関する基礎的、専門的なことを学ぶ「広告コミュニケーション論」「広告クリエイティブ論」から、広告の戦略立案、企画制作を実践する「メディア企画演習(広告)」まで広告を網羅的に学びながら、知識、興味を広め深めるプログラムです。 メディア専攻の学生を対象に、2年次の秋学期に募集します。所定の科目を履修し条件を満たした学生には、広告専門プログラム修了が認定されます。
(写真は、実習生が受賞したACジャパン広告学生賞です。)

音楽メディア研究プログラム
音楽化社会の理解を深め、音楽を社会の中で活かしていく方法を探ります。
現代社会は音楽化社会と言えるほど、日常生活の中に音楽が浸透しています。こうした音楽化社会の成り立ちについて、より深く学びたい学生のための特別メニューです。音楽史、音楽のメディア、音楽産業について学ぶとともに、世代を越える音楽とはどういうものかを問い、音楽による地域の活性化など、音楽を社会の中で活かす企画を練り上げ実践しています。音楽関係の仕事に関心ある人も歓迎します。また、本プログラムは、メディア専攻以外の学生にも開かれています。
(写真は兵庫県加西市と提携した音楽イベント。)

講義・実習一覧
1年次
- 必修科目
-
- 基礎研究Ⅰ・II
- メディア総論
- 選択科目
-
- メディアと社会
- メディア研究方法論
- メディア・リテラシー論
- インターネット・コミュニケーション論
- 国際コミュニケーション論
- 映像コミュニケーション
- 基礎社会学Ⅰ・II
- 入門心理学Ⅰ・II
- 映像基礎実習
- 情報処理基礎演習
- 情報処理演習Ⅰ
- 寄附・連携講座(各テーマ)
2年次
- 必修科目
-
- 基礎演習
- 文章演習
- 選択科目
-
- マス・コミュニケーションの効果
- メディア史
- 世論とマス・コミュニケーション
- コミュニケーション論
- ジャーナリズム論
- ジャーナリズム史
- 地域社会とジャーナリズム
- メディアの法と倫理
- 情報の法と倫理
- 情報メディア論
- 情報社会論
- メディア産業論
- 放送論
- 広告コミュニケーション論
- 広告クリエイティブ論
- メディア文化論
- メディアと音楽
- メディアとスポーツ
- メディアとジェンダー
- メディア表現論
- メディアと技術
- フォトグラフィ・スタディーズ
- ニュース英語
- 時事問題研究Ⅰ・II
- マスコミ・セミナー
- メディア調査実習Ⅰ・II
- メディア制作実習A・B
- 専攻横断型講義(各テーマ)
- 情報処理演習II・III
- 差別と社会Ⅰ・II
- 社会学概論Ⅰ・II
- 経済原論Ⅰ・II
3・4年次
- 必修科目
-
- 専門演習Ⅰ・II
- 卒業研究Ⅰ・II
- 選択科目
-
- 広報論
- 広告と社会
- コミュニケーションと言語
- メディア外国文献講読
- マス・コミュニケーション特論A・B
- メディア特論A・B
- コミュニケーション特論A・B
- メディア・セミナーA・B
- 文章応用実習
- 映像応用実習
- メディア制作実習C
- メディア企画演習(広告)
- メディア企画演習(音楽)
各講義・実習の詳細は、関西大学シラバスシステムでご確認ください。
- 演習等の少人数制の科目は他専攻が履修できない場合があります。
- 卒業するには、所属専攻の科目から所定の単位を修得する必要があります。
- このカリキュラムは2024年度のものです。