社会学部NEWS

2020.06.12

関西大学社会学部生の保護者の皆様へ ―対面型授業の一部再開について―

 入梅の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、本学におきましては、本学の学生たちとそのご家族である皆様の安全を守りながら、学生たちの学問研究の自由の実践を可能な限り実現するために、春学期は原則としてオンライン授業を実施することとしております。保護者の皆様におかれましては、その移行に伴い、多大なご不便をおかけしておりますことを深くお詫びするとともに、学生たちの学問研究の自由の実現のために、受講環境を整えることにご尽力をいただきましたことを深く感謝申し上げます。
 さて、皆様もご承知のことと存じますが、5月16日より大阪府からの自粛要請が段階的に解除され、5月21日には政府による緊急事態宣言の区域からも大阪府が解除されました。これに伴い、本学におきましても、段階的ながら対面型授業の再開が検討されております。社会学部においては、十分に議論を重ねたうえで、シラバス記載の到達目標を達成するためには対面型授業を実施せざるを得ない実験・実習科目に限り、今月より順次再開をする方向で調整しております。
 もちろん、対面型授業と申しましても、平時の授業スタイルをとるわけではなく、感染症対策は十二分に行うことが大前提となっております。ただそのような対策を行ったとしても、感染リスクがゼロになるわけではありません。そのため対面型授業への参加は決して強制ではございません。全学的にも履修辞退の仕組みが設けられておりますので、保護者の皆様方におかれましては、ご子女の履修科目が対面型授業に変更される場合、ご子女とよくお話し合いをしていただければ幸いでございます。
 今後とも、本学の授業運営にご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

関西大学社会学部長 上野恭裕