社会学部DAYS

2018.12.25

ゼミ合宿

  • 社会学専攻

 去る12月1日に1泊で熊野ゼミ4年次生の最後を飾る合宿を関大のセミナーハウス、六甲山荘で実施した。3年次生夏の彦根荘に冬の六甲山荘、4年次夏には飛鳥文化研究所とゼミ合宿を開いてきて、その最後に再び六甲山荘に戻ってきた。

 「食の国際化」がゼミのテーマだが、実際には食にかぎらず文化複合についての研究が従来から多い。しかしながら今年度は研究テーマに食の文化を選ぶ者が多く、例えばベトナムにおける焼き肉店、精進料理などはゼミテーマにかなっていて、その他にも岡山のうどん、沖縄料理、焼き鳥屋、西宮の酒などはローカル色の強い文化を扱う研究と言えよう。バーの研究はウィスキーブームを背景に現代社会における文化複合を扱う要素が強い。唯一、自転車による琵琶湖1周をいうビワイチは体験に基づく異色の研究である。まだ最終構想段階であるため、公式の提出日までに完成を目指す。
 
 昨今、食の問題が当たり前になったのか、ゼミの応募者が少人数になってきたので、3年次生や院生も参加させた。そのおかげで引き締まった合宿になったと思う。
しかしながらゼミ生たち、最大の目的は神戸牛を用いた食事にあるようである。今回はすき焼きに舌鼓をうって肉だけでなく野菜なども完食した。関西大学には幾つか古きよく伝統がのこるが、自前でセミナーハウスを維持し割安にゼミ合宿が可能なのも、関大ならではの魅力の1つではないだろうか?

(熊野 建教授)