社会学部DAYS

2019.02.28

卒業論文

  • 社会学専攻

ゼミの2年間の活動のなかで卒業論文に費やす労力は計り知れないものである。社会学では、何でも研究できると言われているが、そのテーマ選びは難しい。自分が日頃関心を持っている、好きなこと、趣味を対象にすることもあるが、それらを研究対象としてみるとかえって、研究が進まないという場合がある。一方で、日頃感じている違和感を掘り下げて、理解しようとすることが研究に結びつく場合もある。それぞれ、様々な先行研究にふれながら、調査を行い、その成果をまとめあげていく。卒論を書き終えたゼミ生は、こんなに長い文章を書き上げるのは初めてで、苦しかったと口を揃える。それを聞くことが私はうれしい。というのも、苦しかったと言う顔が非常に清々しく、卒論報告会で自分の研究を語る姿は自信に満ちあふれているからだ。

(雪村 まゆみ 准教授)