社会学部DAYS

2018.02.13

実習紹介 社会システムデザイン実習

  • 社会システムデザイン専攻

今年度の社会システムデザイン実習では「大学と地域の防災」をテーマに5~6人ずつ9つのグループを編成し、1年間かけて実地調査にもとづく提言の作成にとりくんできました。この実習では毎年、それぞれの研究テーマにあった新しい統計手法を使いこなすことを重視してきました。今年度も、ブール代数分析(→防災備蓄が進む自治体の条件を探り出す)、テキストマイニング(→防災イベントに参加する動機づけについて、参加者の発言内容から明らかにする)、評価調査(防災啓発ツールの効果について、体験前と体験後の意識の変化から明らかにする)などを使った研究を進めています。実習の参加者ははじめは数学を苦手に感じていた人がほとんどですが、自分の手でデータ分析に取り組むうちに統計分析のおもしろさの虜になっていきます。
 来年度にはテーマを一新して、商店街をめぐる人間関係の研究に、社会ネットワーク分析の最新手法を使って取り組む予定です。           

(髙瀬 武典教授)