社会学部DAYS

2021.02.12

3回生によるプレ卒論発表会

  • 心理学専攻

 1月下旬,大学3回生によるプレ卒論発表会を行いました。
 グループ毎に,興味のあるテーマについて研究してきました。テーマは出生順位と性格,匂いと記憶,ブランドと魅力度,音楽聴取による単純作業への影響と,多岐にわたりました。その中,最も聴衆から支持された研究は「マスクの形が顔の魅力度に及ぼす影響」でした。マスクの形によって着用者への魅力度が変化するか調べたところ,3Dマスク着用者への親密度が最も高く,次いで衛生マスク,平型マスクの順で親密度が低下しました。3Dマスクは隠れた顔の形を想像しやすいため,安心感が生まれたのかもしれません。マスクの色,答える人やマスク着用モデルの年齢層によって結果は変わるのか,興味は尽きません。衛生マスクが顔の魅力に及ぼす影響についてはこれまで研究されてきましたが,コロナ禍においてマスク着用が日常的になり,マスクがファッションの一部になりつつある今をとらえた興味深い研究でした。
※写真は発表スライドの一部です。

(守谷 順 准教授)