社会学部DAYS

2021.08.05

モノや行事から、家族・ジェンダーの今と未来をとらえる:卒業研究のテーマ

  • 社会学専攻

 大和ゼミのテーマは、モノや行事から、家族やジェンダーの変化や現在をとらえることです。家族やジェンダーの「関係」を目で見ることは難しいけれど、「関係」はモノや行事に表れるので、それらの歴史的な変化や現在の姿を調べることにより、家族・ジェンダー「関係」の変化や実態を理解することができます。さらにそうした研究は、これからの社会で求められるモノやサービスは何かといったアイデアにも結びつくでしょう。
 このゼミでは、ゼミ生が、自分の関心があるモノや行事を研究対象として選び、その歴史的変化や現在について調べ、それを通じて家族・ジェンダーの今と未来を考えています。毎回、身近なことでもハッと気付くことが多く、とても楽しいゼミです。テーマは以下の通りです。

【美・ファッション・身体】
「日本人女性とダイエット」「美容整形と美への考え方」「若者女性のファッションの流行の発生と変遷」「女子マネージャーの存在意義―日本の女性軽視問題」「メディアスポーツとジェンダー」
【モノやコンテンツを買う・使う・楽しむ】
「ネットショッピングの今とこれから」「百貨店のこれから」「本とジェンダーの関わり―本の歴史から知る男女差」「ハンコの役割―これからどうなる?」「日本のコンビニと社会」「なぜ彼女たちは“腐女子”と呼ばれるのか?」「なぜネット広告は嫌われているのか?」
【家族・家庭・ジェンダーの変化】
「女性にとっての結婚式―いつから結婚式は女性が主役になったのか?」「コレクティブハウスの可能性」「男女における育児と労働―男女が平等に協力して育児・家事を行う社会を目指して」

(大和 礼子 教授)