大阪のライドシェア(RS)について調査をしました。

こんにちは!社会安全学部3年の濱田、野村、木村です。

2025年の大阪・関西万博が開催されるにあたり、国内外から約2,600万人もの来場者が見込まれる一方で、深刻な交通需要の増大が懸念されました 。特に訪日外国人(インバウンド)客のタクシー利用率は、日本人旅行者の約6〜7%に対し約24%と非常に高く、万博期間中には1日あたり約2,300台分の車両が不足するという試算も出ていました。
こうした課題に対し、私たちは「移動の安全」を支える新たな選択肢として期待されるライドシェア(RS)に注目し、大阪府内で活動するドライバー7名へのアンケートとヒアリングを実施しました。
調査の結果、ドライバーの100%が「好きな時間に働ける」という柔軟な労働環境に魅力を感じており、85.7%が仕事に「働きがい」を感じていることが分かりました。また、利用者の多くがインバウンド客であるものの、翻訳アプリなどを駆使することで言語の壁を乗り越えており、ドライバー全員が「他者にもこの仕事を勧めたい」と回答するなど、制度への肯定的な評価が際立っていました。
一方、ナビゲーションアプリが進入不可の道を指示するといった技術的課題や、50〜60代が中心という担い手の高齢化といった構造的な問題も浮き彫りになりました。今回の研究を通して、ライドシェアを単なる一時的なサービスではなく、タクシーを補完して交通空白地帯の安全を守る「持続可能な都市モビリティ」として法的に位置づけ、育てていくことの重要性を強く感じました。

私たちは、これらの研究内容を2025年11月に公益財団法人関西交通経済研究センター主催の第18回懸賞論文に応募いたしました。また、2025年8月には万博会場でもタクシー乗り場の調査を行いました。写真は、西ゲート付近のタクシー乗降場です。

大阪・関西万博 西ゲート

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閉館後のタクシー乗降場

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