大型イベント開催時の交通の混雑問題について研究しました
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吉田ゼミ3回生の大野、奥尾、伊坪です。
2025年4月13日に開幕し、半年間にわたって開催された大阪・関西万博は10月13日に無事、閉幕しました。会期中は連日多くの来場者でにぎわい、オリンピックやサッカーワールドカップと同様に大規模イベントとして大きな注目を集めました。
これらの大型イベントは経済・文化的に大きな意義を持つ一方で、必ず問題になるのが「交通の混雑」です。今回の万博でも夢洲という立地条件から、会場へのアクセスや会場から帰宅する際の混雑に不安を感じた人は少なくなかったと思います。そこで私たちは、大阪・関西万博における交通の混雑問題について、実際に行われた交通対策がどの程度有効だったのか、またどのような課題があったのかを来場者の視点から明らかにすることを目的に調査を行いました。具体的には、2025年9月から閉幕までの間に、SNS「X(旧Twitter)」に投稿されたツイートを分析しました。分析の結果、P&R(パーク・アンド・ライド)やシャトルバスなどの交通対策が一定の効果を持っていたことが確認されました。一方で、多くの人が「確実に帰れるルート」を選んだ結果、大阪メトロ中央線に集中したこともわかりました。
今後の大規模イベントでは、ハード対策を整備するだけでなく、来場者の不安を減らし、行動を分散させるためのわかりやすい情報提供が重要になります。特にSNSを使って混雑状況を伝え、また利用しやすいルートを案内することが、混雑の緩和につながると考えられます。私たちは、これらの研究内容を2025年11月に公益財団法人関西交通経済研究センター主催の第18回懸賞論文に応募いたしました。
大阪・関西万博の大屋根リングとミャクミャク
