奈良公園にて観光客を対象にアンケート調査を実施しました
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吉田ゼミ3回生の石丸・大林・尾﨑です。
近年、奈良県は、観光客数自体は安定しているものの、宿泊者数がなかなか伸びていないという課題があります。特に日帰り観光客の割合が高く、その背景には宿泊施設の少なさや、「京都・大阪・奈良」を巡る広域観光の一部として短時間滞在になること、観光地が奈良公園周辺に集中していることなどが挙げられます。
そこで、私たちは2025年9月19日と20日の2日間、奈良市にある奈良公園にて、観光客の方々を対象にアンケート調査を行い、外国人観光客の方を含め、合計84名分の回答を得ることができました。
当初は、宿泊者数の増加や滞在時間の延長を目指して研究を行なっていましたが、アンケート結果より奈良県での宿泊者数を大きく伸ばすことは簡単ではないことが分かりました。そこで私たちは視点を変え、「観光消費額」に着目して研究を進めることにしました。研究では奈良市と同じように大都市圏から近く、観光消費額がより大きい鎌倉市に注目し、2つの市を比較することで今後の観光施策を検討することにしました。
鎌倉市と比較した結果、奈良市の観光消費額には文化体験やレジャー分野に伸びしろがあるのではないかと考えました。実際に鎌倉市では、この分野の消費額が高く、文化体験を積極的に取り入れた観光の取り組みが行われています。一方で、奈良県の観光サイトに掲載されているモデルコースには、消費額の増加につながる文化体験があまり盛り込まれていません。そこで私たちは、鎌倉市の取り組みを参考に、奈良県の観光モデルコースに文化体験やレジャー要素を取り入れることで、観光消費額の増加につながるのではないかと考えました。
私たちはアンケート調査の分析結果をまとめ、2025年11月に公益財団法人関西交通経済研究センター主催の第18回懸賞論文に応募いたしました。調査を行なった奈良公園にて
