京都河原町駅と嵐山駅にて外国人観光客の防災意識についてアンケート調査を実施しました
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吉田ゼミ3回生の大西、大東、新藤、原田、藤田です。
私たち5人は昨年9月5日から7日までの3日間、京都河原町駅と嵐山駅付近にて、訪日外国人観光客の防災意識についてアンケート調査を行いました。猛暑の中、3日間で合計約100人の観光客からデータを取得することができました。
みなさんでしたら、旅行先で大地震に遭遇したらまず何をしますか?地震大国である日本で暮らす私たちなら、いくつかの行動が浮かぶと思います。ところが、外国人観光客の方々はどうなのでしょうか。地震の経験がある人、避難場所を知っている人はどのくらいいるのでしょうか。地震発生時に、言語も違い土地勘もない人々を安全に避難させるには何が有効なのか、地震の知識を問うアンケート調査の結果を元に考えました。
今回の調査を通じて、来日回数や地震経験が多い観光客ほど災害発生時の避難意識が低いことが分かりました。このことから私たちは、観光地に多言語化した避難誘導標識やデジタルサイネージの導入、外国人労働者を増やして避難誘導の研修を行うこと、日本行きの機内での防災教育ビデオの放映等が有効なのではないかと考えました。
私たちはアンケート調査の分析結果をまとめ、昨年11月には公益財団法人関西交通経済研究センター主催の第17回懸賞論文に応募いたしました。
(↑京都河原町駅付近での調査の様子)