ゼミ研修として、広島県のマツダミュージアムへ行ってきました
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こんにちは!!
吉田ゼミ4回生の品川倫太郎です。わたしたち吉田ゼミ4回生は、2024年のゼミ研修として、昨年9月16日に広島に本社を置く自動車メーカー・マツダが運営する「マツダミュージアム」(広島県安芸郡府中町)へ行ってきました。
(↑広島駅の新幹線ホームから降りて改札へ向かうとすぐにマツダ車がお出迎え!!) マツダミュージアムのエントランスには最新のマツダ車が勢揃いでした!!
ミュージアムは全部で10個のフェーズに分かれており、マツダの創業の歴史や自動車開発の歴史をはじめ、社会安全学部の学生として自動車の安全について考え、学ぶことができました。
現在、マツダはトヨタや日産、ホンダと並ぶ主要な自動車メーカーの1つですが、もとはコルクを製造する会社から始まっていたことに驚きました。父・松田重次郎の後を継いだ松田恒次は、1960年に大衆向けの乗用車を作るという父の思いを受け継ぎR360クーペが完成し、マイカーの夢を実現させました。ここからマツダは自動車市場へ参入することになりました。
(↑R360クーペ) 1997年より、ブランド戦略を重視するために「際立つデザイン」「抜群の機能性」「反応の優れたハンドリングと走行性能」の特性に置き換え、「走る歓び」にあふれる自動車開発を進め、ブランドメッセージとしてあの有名な"Zoom Zoom"が誕生しました。
(↑ブランドメッセージ) マツダ車と言えば様々な車種があり、その中でも「ロードスター」は有名でご存じの方も多いでしょう。「ロードスター」の開発コンセプトを「人馬一体」とし、運転する歓びを感じてもらおうという開発者の夢が創り上げた究極のコンセプトカーです。現在では4代目となっておりますが、初代から人気のスポーツカーでした。「ロードスター」は2016年、「世界カー・オブ・ザ・イヤー」と「世界デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」をダブル受賞しました。
(↑NDロードスター) マツダのものづくりには、職人技が用いられています。職人がクルマを一台ずつ製造していたら生産台数は激減してしまう。そこで高い生産性を保持するためにも職人技の量産化を行っています。生産現場では妥協せず、細部までこだわりを持って一台ずつ生み出しているそうです。
(↑創業者のものづくり精神の原点) 私が一番感動した部分は、内燃機関にこだわっていることでした。
MAZDAと言えば「ロータリーエンジン」が有名ですが、このほかにも人と環境に優しい夢のエンジンを作るために「SKYACTIV」と名付けたガソリンエンジン・ディーゼルエンジンを完成させました。その後、ガソリンエンジンの持つ出力・排気浄化性とディーゼルエンジンの持つ燃費・トルク・レスポンスを融合させた画期的な「SKYACTIV-X」というエンジンを完成させました。このように、いいモノをつくろうとする技術者のたゆまぬ努力があることに感銘を受けました。(↑SKYACTIV シリーズ) 今のMAZDAがあるのは、創業者の松田重次郎が持っていた「モノづくりへの情熱」が脈々と受け継がれていることによるものと知りました。これからも飽くなき探究心と魂動(Soul of Motion)を持って世界一のクルマづくりを続けてほしいと思いました。
(↑マツダのコンセプトカー:MAZDA RX-VISION)