2024年 西日本鉄道株式会社 バス研修センターの現地調査@博多(2日目・12月6日)
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執筆者:余泓毅(3回生)
岡本ゼミのブログをご覧いただきありがとうございます。
こんにちは、3回生の余です。
二日目の朝、私達は福岡の太陽を浴びながら新しい1日を迎えました。
中洲の夜の繁栄に対して穏やかに晴れわたった冬晴れの方が好みにあたります。
川沿いで紅茶を飲んでいた時隣にやってきた烏 8時40分。ゼミの皆がホテルのロビーに集合した後,桜並木にある西鉄バス研修センターに向かいはじめました。
桜並木駅に到着後、西鉄さんがバスで私たちをセンターまで運んで頂きました、圧倒的感謝! 10時から本日の体験が始まります。
内容としては以下の通りでした。
①VR、シミュレーション体験
②燃料体験車,アイマーク、死角見学など
③大型バス運転体験
④高齢者体験
⑤質疑応答① VR、シミュレーション体験
体験の内容はバスの運転席に座って、乗客が降りてから出発までの過程をコントローラーで再現 バスの運転手が最も特別なところは,周りの状況を把握しながら、乗客の乗り降りをさせることです。バスには死角をなくすため,およそ十個程度の鏡が設置されていますが,出発までに一個一個のミラー確認することが結構大変です。
②燃料体験車,アイマーク、死角見学など
バスは死角が多く,特に運転席の左手と正面1メートル以内は,最も確認し辛いです。(教員注,運転席の直前に立っている人,前の方に寝ている人,運転席の右後方にある自転車は運転席から見えません)。
また,実際にダミーの人形がいる場所に立ってみると,運転手の顔もうまく見えませんでした。
ゼミの皆さんが運転席に座って、席の高さと死角の変化を実感する ③運転体験
研究の最後、バスを運転する権利を与えてくださいました。学生の隣に本物の運転手がいて、巨人のようなバスをスムーズに操作するコツを教えます。私も体験してみましたが、後ろの皆さんがずっと「怖い!怖い!」と叫んでいました。どうやら運転手に向いてないかもしれません。
④高齢者体験
こちらの体験ですが、時間不足のため二人しか参加できませんでした。行動制限装備、重み、耳栓、視界妨害メガネは,高度に高齢者の不便を再現できたと体験者から報告がありました。老衰は誰でも避けられない過程なので、隣で彼らをみていた私も高齢者の不便を感じました。
最後に、この一泊二日の感想を残します。
私たちは交通が発達している国で生まれました。したがって、便利な交通手段を当たり前のことのように考えています。ですが、その質を維持するにはどれだけの努力が必要なのかは今まで考えていませんでした。今回の調査を体験した後、私が日常に安全・安心を実現していく交通機関の方の覚悟に感動しました。本当にありがとうございました!!