関西大学 文学部

文学部の概要

特色

既存の枠を超えて、より深く、より広く。人間を、文化を豊かに学ぶ。

関西大学文学部では、言語と文学、思想と文化、歴史と地理、教育と心理といった多様な観点から、新たな人間像の探求を目指しています。文学部では、学部一括入学を実施。入学後の一年間で様々な学びの可能性を体験して、19の多彩な専修から学びたい分野をじっくり選べます。

1学科多専修制

文学部では、学生の修得希望分野が所属専修の専門領域と合っていないといういわゆる「ミスマッチ」をなくすために、初年次のあいだは所属する専修を決めず、総合人文学科というひとつの学科のなかで幅広く基礎的な学びを行ってもらうという制度を採用しています。初年次向けに各専修が入門講義(学びの扉)と入門演習(知へのパスポート)を開講していますので、そうした授業を受講しながら自分が本当に学びたい専門分野を見つけ、あるいは確かめ、そのうえで初年次の12月までに分属を希望する専修を決めます。

90年の歴史を誇る文学部には、文学・哲学・歴史・地理といった伝統的な学問分野から、教育・心理・情報・文化といった現代的な専門領域まで、きわめて多彩な19もの専修があります。これだけ幅広い選択肢のなかから自分の専門を入学後に選べるというのは他にはなかなかない本学文学部の特徴です。

また、学べる言語や地域も本当の意味でグローバルです。必修の第2外国語科目として選択できるドイツ語、フランス語、ロシア語、スペイン語、中国語、朝鮮語に加えて、文学部ではギリシア語、ラテン語、西アジアの言語(アラビア語、ペルシア語、トルコ語)、サンスクリット語、古代エジプト語の授業を提供しています。地域としても、英米、フランス、ドイツ、中国、アジア、EUに関する専修があり、世界の宗教や芸術についても学ぶことができます。

このように多彩で多様な文学部で真の教養を身につけて、あなたも本物の国際人になってみてください。

少人数カリキュラム

文学部では、学生と教員が密接にコミュニケーションを取りながら、各学生の個性と関心に見合った少人数教育を行うことに主眼を置いています。それは、初年次に開講される「知のナヴィゲーター」(大学での学びの基礎となるアカデミックなスキルを身につける演習授業)や「知へのパスポート」(各専修の専門的な学びを体験する入門演習)に始まり、2年次から4年次まで続く「専修ゼミ」にも一貫している文学部の教育方針です。個人的に指導を受けたいと思う教員を早く見つけ、自分なりの学びをその先生と一緒につくっていってください。

取得できる資格

各専修の多彩な学びに対応する、様々な免許・資格を取得することができます。

教員

どの専修に所属していても、必要な単位を修得することによって中・高いずれの教育職員免許も取得することができます。また、本学部では通常の教職課程とは別に教育現場で就業体験を行う「学校インターンシップ」に参加し「教員」という仕事の全体像を知る貴重な経験をする学生が多くいます。

小学校教諭一種免許状

※初等教育学専修所属の場合または神戸親和女子大学との連携による「小学校教諭一種免許状取得プログラム(通信教育)」を利用した場合

中学校教諭一種免許状

国語、社会、英語、ドイツ語、フランス語、中国語

高等学校教諭一種免許状

国語、地理歴史、公民、英語、ドイツ語、フランス語、中国語

学芸員

博物館や美術館、資料館などにおいて資料の収集、保管、展示、そして調査研究などに従事する専門職員です。

司書

国・公・私立の図書館において専門業務にあたるスペシャリスト。近年は民間企業や公共の調査機関などからも注目される存在です。

司書教諭

児童や生徒が学校図書館を利用して、自ら学び、考える力を育むように、専門的事務を担当するのが司書教諭です。教育職員免許状を取得し、図書館情報学課程を修めることによって文部科学省から司書教諭の資格証明を受けることができます。

社会教育主事(任用資格)

市区町村の教育委員会事務局において、社会教育を行う者に専門的、技術的な助言と指導を与える専門職員です。公民館などでの生涯教育プログラムや各種講座などを企画する仕事です。

文学部総合人文学科の各種資格取得状況(2015年度 卒業生)
(1)教員免許
英語 国語 フランス語 ドイツ語 中国語 社会 地理歴史 公民 小学校

1

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44 47 64 74 0 0 0 0 0 0 26 32 26 49
卒業者(A) 取得者(B) 比率(B/A)
735 189 25.7%
(2)その他の資格
司書 司書教諭 学芸員 社会教育主事
72 20 35 0
卒業者(A) 取得者(B) 比率(B/A)
735 113 15.4%
Intensive English Program

全学的に必修英語科目が習熟度別クラス編成に移行するのにあわせて、文学部独自の英語科目を中・上級者向けのクラスに特化し、必修英語クラスでは十分カバーしきれない部分を補いながら、目的に見合ったスキルをさらに伸ばせるようなプログラムへと再編します。

中・上級者向けのオーラル・コミュニケーションやアカデミック・ライティングに特化したクラス、総合的に4技能を伸ばしたい人や留学準備をしている人のためのクラス、TOEICやTOEFLといった検定試験でのスコアアップを目指すクラスなど、今の時代に必要とされる英語のスキルをそれぞれの目的に合わせて積み上げていけるようなプログラムになっていますので、進学する専修がどこであれ、このプログラムを利用して十分な英語力を身につけることができます。

また、文学部は国際部が行っている様々な留学プログラムにもっとも多くの学生を送り込んでいる学部でもあります。短期の海外語学セミナーから中長期の認定留学・交換派遣留学まで、学生個々人の目的に見合った期間や地域やタイプを選べるようになっていますので、Intensive English Programで身につけた英語力をさらに実践的な環境で伸ばしたいという場合は、ぜひ留学にもチャレンジしてみてください。

日本語教師養成講座

文学部の学びを生かせる職業として日本語教師があります。外国人への日本語教育は、日本人であれば誰でもできるというものではありません。日本語と外国語の知識(言語分野)、いろいろな地域の社会・文化(社会・文化・地域分野)、言語教育の方法と実践(教育分野)を理解してこそ、日本語学習者の信頼を得て、真の国際交流に貢献することができます。

文学部では、2013年度から新たに日本語教師養成講座を開設しました。文学部の日本語教師養成は、言語学研究、国語学概論、日本語学、日本語表現論などの言語分野科目を充実させているところに特徴があります。日本語教育概論、日本語教授法、日本語教育方法論といった教育分野科目も充実しています。

この講座は、文学部のどの専修に所属していても、受講することができます。それぞれの専修の専門科目は、社会・文化・地域分野の知見を補充することになるでしょう。この講座を受講することにより、文学部の学び全体を有機的に結びつけ、日本語と他言語、日本と他地域の社会・文化への理解を深めていくことができます。

日本語教師になるには・・・

現在、日本には日本語教師を認定する公的機関や資格試験はありません。大学等の日本語教師養成講座を修了していること、日本語教育能力検定試験(財団法人日本国際教育支援協会主催)に合格していることが、日本語教師としての専門的な知識・技術を持っていることの証明になります。

文学部の日本語教師養成講座の授業科目を履修し、所定の単位を修得した学生には、文学部の発行する成績証明書に、同講座を修了したことを明記します。