飲酒
アルコールに関する正しい知識を身につけて!
大学生の飲酒事故の大半は、部活・サークルの新入生歓迎コンパや合宿、学園祭、卒業式等でのイッキ飲みで、短時間で多量のアルコールを摂取することによる「急性アルコール中毒」によるものであり、現に死亡事件も発生しています。
アルコールに関する正しい知識を身につけるとともに、関西大学生として良識のある行動をしてください。
20歳未満の人の飲酒は、法律で禁止されています
20歳未満の人の飲酒は、「20歳未満の者の飲酒の禁止に関する法律」により禁止されています。
また、アルコールには麻酔作用があるので、20歳未満の人が飲み方や適量もわからず一度に多量に飲むと、急性アルコール中毒に陥ることが多いのです。
もし、誰かに勧められても、きちんと断ることが大切です。
出典:ビール酒造組合
アルコール・ハラスメントを阻止しよう!
こんな飲み会はアルコール・ハラスメントです。
・伝統やしきたりでイッキ飲みさせる。
・ゲームの一環としてお酒を飲ませる。
・場を盛り上げるために、飲酒を強要する。
・体質的に飲めない人、20歳未満の人にも飲酒させる。
・酔い潰すことを目的としている。
・酔って暴言・暴力等の迷惑行為をする。
学生センターでは課外活動団体(届出団体)に対し、毎年、20歳未満の人の飲酒及び喫煙防止に係る誓約書の提出を求めています。
20歳未満の人が飲酒・喫煙を行わないのはもちろんのこと、団体においても20歳未満飲酒・喫煙をさせない取り組みを遵守させています。万が一これに反する行為が明らかになれば、活動停止等厳しい対応を当該団体の顧問とともに指導します。
アルコールを飲んではいけない人がいる
お酒に強い弱いは、アルコール代謝能力によって決まっています。
代謝能力を決めるのはアルコールを分解する酵素の働きで、日本人の約4割はお酒に弱い体質といわれています。
お酒が弱い、飲めない体質の人は、ごく少量のお酒でも気分が悪くなってしまいます。
~アルコールパッチテスト~
アルコールに対する自分の体質を簡単に調べられる方法があります。
① 消毒用エタノールを少量しみ込ませたパッチを、腕の内側に貼り、5分間待ちます。
② パッチをはがしてすぐに貼ったところが赤くなっていたら「ぜんぜん飲めない体質」です。
③ それ以外の人は、はがしたまま5分待ちます。その間に貼ったところが赤くなっていたら「ホントは飲めない体質」です。
④ 5分たっても反応がでなかったら飲みすぎ注意の「危ない体質」です。
針は刺しません。痛くありません。
所要時間15分程度で結果がわかります。
お酒を飲まなくても分かるので、20歳未満の人でも体質を知ることができます。
アルコールパッチテストで自分の体質を知ることはとても重要です。自分の体質を考慮し、健康的で適切な飲酒を心掛けましょう。
参考:適正飲酒のススメ ビール酒造組合、日本洋酒酒造組合