消費者トラブル

悪質商法に気をつけよう!!

 学生をターゲットにした悪質商法は後を絶ちません。
 「突然メールが送られてきた」「SNS上で知り合った人と街で会って」等、皆さんの周りにはいろいろな手段を使って高額な商品を購入させようとする、いわゆる「悪質業者」が存在しています。
 また近年では、学内・学外において、サークルの勧誘のような素振りで声をかけ、名前や住所・電話番号・メールやLINEのID等を聞き出そうとする人たちが出没しています。正体不明の団体によるアンケートや募金等で個人情報の記載を求められたときは、特に注意してください。

 実際にあった事例
【ケース1】

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 気づいた時には、関係者と連絡が取れなくなり、消費者金融からの借金だけが手元に残るとともに、友人がいなくなった...
【ケース2】

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 解約するにも契約料と違約金を合わせて約25万円が請求され、キレイになるどころではなかった...

 主な悪質商法

【ネットワークビジネス】
○勧誘手口
友人やSNS上で知り合った人から「入れば人脈を広げられる組織がある」「よいアルバイトがある」等と声を掛けられ説明会に参加。説明会では、「友達を誘って簡単にお金が手に入る。
ネットワークビジネスだからマルチ商法ではない。一緒に" 勝ち組" になろう」と勧誘し、高額な資産運用ソフト等の契約をさせる。
○予備知識
ネットワークビジネスは、ビジネスに参加した人がさらに参加者を広げていく意味で使われているが、その構造は特定商取引法の連鎖販売取引(いわゆるマルチ商法)に該当する。
なお、ネットワークビジネスの問題点は次のとおり。
①友人を勧誘することにより、人間関係を壊してしまう。
②高額な商品を契約することで、多額の借金を抱えることになる。
③周囲の人を誘う側になることで、知らない間に犯罪行為に加担してしまう恐れがある。

【アポイントメントセールス】
○販売品目
教育娯楽教材、会員権、パソコン、アクセサリー、絵画等
○勧誘手口
「 当選した」等を口実に、販売目的を隠して、電話や郵便等で喫茶店や営業所に誘い出し、不意打ち的に商品やサービスを売りつける。

【キャッチセールス】
○販売品目
化粧品、健康食品、絵画、エステティック等
○勧誘手口
アンケート等を装い、街頭で通行人に近づき、喫茶店や営業所に連れて行って、商品やサービスを売りつける。

【架空請求】
○勧誘手口
不正に入手した名簿等を元に、アトランダムに根拠のない請求書を文書やメールで送りつける。請求書には弁護士の名前も記載されていたり、期日までに支払わないと裁判をおこす等と書かれており、架空名義の銀行口座等に振り込ませる(ワンクリック詐欺の手口もこれに類似している)。
○対処
身に覚えが無いか確認して、覚えが無い場合は無視し、直接確認等の連絡は絶対に行わない。不安な場合は、必ず警察や消費生活センターに相談すること。

インターネット上のトラブル

 アダルト情報サイト、出会い系サイト、オークション、アフィリエイト(自分のブログやSNSで商品やサービスの広告を掲載すること)等、新しいトラブルが次々と発生しています。
•オークションで落札して代金を入金したが商品が届かず、相手と連絡が取れない。
•ホームページに自分の個人情報を掲載された。
•宣伝、広告のメールがたくさん届いて迷惑である。
•クリックしたら突然、料金請求画面が表示された。
•メール等で身に覚えのない料金を請求された。

~被害に遭わないために~

○ 利用者ID・パスワードを入力するときは、正規のサイトであるかを必ず確認!!
○ パスワードはなるべく長いものにし、定期的に変更!!
○ パスワードは利用するサービス、サイトごとに違うものを設定!!
○ ID・パスワードは絶対に他人に教えない!!
○ 信頼できない(不明な)電子メール及びその添付ファイルは開封しない!!
○ ウィルス対策ソフトを導入し、常に最新の状態を保つ!!
○ 不特定多数の人が使用するパソコンでは、重要な(機密)情報を極力入力しない!!

「だまされた! 」「契約を解除したい!! 」と思ったときには...

 クーリング・オフ制度や契約に関する相談、手続き方法等については、居住地の市区町村窓口、消費生活センターを訪れてください。一人で悩まないで、相談してください。
 クーリング・オフ制度
 契約日を含めて8日(マルチ商法等は20日)以内等の一定要件の下であれば、消費者が業者との間で締結した契約を一方的に解除できる制度です。
 未成年者の契約の取消
 未成年者(18歳未満)が契約する場合、原則として法定代理人(両親等の親権者、又は後見人)の同意が必要です。同意のない契約は、本人又は法定代理人が取消すことができます。

消費者トラブルに関する相談窓口

【学内】

キャンパス 窓 口 電話番号
千里山キャンパス 学生生活支援グループ 06-6368-0157
高槻キャンパス 高槻キャンパスオフィス 072-690-2161
高槻ミューズキャンパス ミューズオフィス 072-684-4000
堺キャンパス 堺キャンパス事務室 072-229-5022

【学外】

相談窓口 電話番号
消費者ホットライン 188
吹田市立消費生活センター 06-6319-1000
高槻市立消費生活センター 072-682-0999
堺市立消費生活センター 072-221-7146