所蔵資料

菅楯彦筆 万葉和歌掛幅(すがたてひこ まんようわかかけふく)

菅楯彦筆 万葉和歌掛幅(すがたてひこ まんようわかかけふく)

【大きさ】
縦:130.0cm 横:31.1cm

 菅楯彦筆の万葉和歌掛幅。『万葉集』巻二十に収録されている今奉部与曽布((いままつりべのよそふ)の和歌「今日よりは顧みなくて大君の醜の御楯と出で立つわれは」(4373)が三行にわたって書かれています。楯彦の甥真人が書いた箱書には「花朝女史に与へしもの也」とあり、楯彦の弟子の一人である生田花朝(いくたかちょう)(1889~1978)に与えられたものとみられます。

 楯彦は明治35年(1902)に、国学者の鎌垣春岡(かまがきはるおか)(1833~1909)から「楯彦」という号を授けられますが、その命名の由来となったのがこの和歌です。

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