所蔵資料

大坂魚料理切手貼込帖(おおさかさかなりょうりきって はりこみちょう)

大坂魚料理切手貼込帖(おおさかさかなりょうりきって はりこみちょう)

【大きさ】
縦:39.7cm 横:29.4cm

 幕末から明治時代に大阪の商人が発行した生魚切手類43点を収集したもの。切手とは、今でいう商品券のようなもので、必要な時に商品が手に入るという利便性から祝儀や返礼などに利用されました。とくに、鮮度が求められる生魚の贈答には、生魚切手が重宝されました。

 貼込帖には、鯛・鰻など生魚の切手のほか、干物・蒲鉾・するめなどの加工品の切手、寿し・鰻飯などの料理切手が含まれているのが特徴です。切手の中には、数量と代金が記載されているものがあり、当時の魚商品の値段がわかるとともに、趣向を凝らしたデザインの切手は、大阪の都市経済とその成熟を物語る貴重な資料といえます。

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