所蔵資料

浪花軍記(なにわぐんき)

浪花軍記(なにわぐんき)

【大きさ】
縦:27.0cm 横:19.0cm

 豊臣秀頼が上洛して徳川家康に対面する条に始まり、方広寺大仏殿鐘銘事件から大阪冬の陣・夏の陣の次第、大坂落城・秀頼自害からその子国松丸(くにまつまる)召し捕り・誅戮までを描いた難波戦記物軍記のひとつ。全28巻10冊。各冊に貸本屋印「越後 小栗山 鍵屋」が捺されています。本書の特徴は、カラフルに彩色された挿図が多いことで、巻四「大坂籠城軍配事并図付砦」には、大坂城に籠城する諸将を列記するなかに、多くの主要武将の旗差物・馬印を彩色画で記し、その配軍図が彩色を施した絵図で描かれています。また、巻五には「将軍家御進発御列位図」として、徳川秀忠の江戸からの進軍の陣容が描かれているなど、多くの図絵が彩色で付されています。

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