福島訪問3日目 後半

12月9日から12日までの3泊4日で
福島県を訪問してきました!

今回のブログでは、
3日目の12月11日の後半の活動をお伝えします!

ふたばプロジェクトのみなさんのお話を聞いた後、
双葉町産業交流センターの2階にある「エフ」というレストランで
昼食を食べました!

わたしはシェフのおすすめランチの酸辣湯麺をいただきました!
おいしかったし、ボリューム満点でしたよ~!
ごちそうさまでした!!

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【いただきまーす!!】

昼食のあとは、産業交流センターの隣にある
「東日本大震災・原子力災害伝承館」で
展示を見たり、語り部さんのお話を聴いたりしました。

津波によって基礎ごと流されてしまった郵便ポストや
3月12日の朝刊、2時46分を指したままの時計。

たくさんの資料から
東日本大震災、そして、福島第一原発事故の被害が
どれほどのものだったかを肌で感じました。

伝承館でアテンダントスタッフをされている方や
双葉町の職員さんが一緒に展示を見て回って下さり、
当時のお話をたくさんしてくださいました。

わたしは双葉町を訪れるのは3回目だったのですが、
双葉町の方々から震災のお話を詳しく聴くことができたのは
これが初めてでした。

私は人がいない街の様子だけを見て、
複合災害の恐ろしさを分かったつもりでいたんだなと気づきました。

今回、お話を聞いて
どうやって双葉町から避難したのか、
どのような避難生活をおくってきたのか、
3月11日にどんなことが起こっていたのか...

少しは、ちゃんと知ることができた、
と思います。

以前は「こんな感じだったのかな」と
想像することしかできなかったのですが、
話を聴いたことで、
自分の中で被害の実情が腑に落ちた感覚でした。
とはいっても、経験したわけではないので、
これからも知り続けたいです。

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【伝承館:津波の威力の大きさがよくわかりました。】

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【伝承館:施設内のひとこま】

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【伝承館:双葉町の方がいろいろなエピソードを教えてくださいました。】

語り部さんのお話も聞かせていただきました。
震災と向き合い続けている姿に心を打たれました。
語り部さん個人の体験なので、
ブログでは内容を書くことを控えさせていただきます。

東日本大震災・原子力災害の被害は、
まだ、終わりが見えていません。
だからこそ一歩一歩、復興の歩みを進めていくために、
さまざまな形で双葉町のために力を尽くされている方が
たくさんいらっしゃいます。

私たちも、双葉町のことを知ること、そして伝えることで
微力であったとしても何か力になりたい、
そのように改めて感じた一日でした。

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【語り部さんがさらにお話してくれています】

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【屋上で集合写真を撮りました】

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【平地になってしまった街をみながら、
土地がどのように活用されるのか教えていただいています】

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【伝承館の屋上からみえる景色。空も海も綺麗です】

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【以前取材でお世話になった方にもお会いできました。嬉しかったです!!!】

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【記念撮影】

さいごに伝承館の前で集合写真を撮って、
ここで双葉町の方々とはお別れしました。

2日間、大変貴重な経験をさせてくださり、
ありがとうございました。
お世話になりました!
またお会いできる日を楽しみにしています。

そして実は
2日目はここで終わりではありません。

夕暮れになり陽日が沈んでから
次に双葉町の少し南にある街、楢葉町にある
「楢葉おいも熟成蔵」に向かいました。
楢葉町で生産されたサツマイモを熟成、保存するための施設です。
サツマイモ大好き人間のわたしにはたまりません。。。

楢葉町で収穫されたサツマイモは
「ふくしまゴールド」というんですよ~!
もう名前からおいしそう...
焼き芋や大学芋に加工され、
大手コンビニやスーパーで売られているそうです。
今度買って食べてみようと思います!

楢葉に大規模な農園を作ることで雇用を生み出し、
そして作った作物で福島の食べもののおいしさを伝える。
農業が復興を後押しすることに繋がるんだと気づきました。

今回は時間がなく、
施設の見学ができなかったので、ぜひまた足を運びたいです。
また、たくさんのお土産もありがとうございました!

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【ここでも集合写真!】

このあと西郷村に移動し、
福島三日目を終えました。

福島に来るたびに感じるのですが、
本当に一日いちにちが濃く、たくさんの学びがあります。

双葉町にはこれまでに3度訪れましたが、
訪れるたびにまちの様子が変わるんです。

前はあった家が取り壊されていた。
今日は下水道の整備工事が行われていた。
OVER ALLsさんが描く壁画がまた一つ増えていた。
もともと住んでいた方が
少しの時間だけでも帰ってきていた。
こんなふうにいろいろな気づきがあります。

約10年間手つかずだった街の変化を
本当に少しだけでも、実際に見て感じることができてよかったです。

私事ですが、来春からは新聞記者として働きます。
これからはジャーナリストとして
しっかり福島、双葉町のことを伝えていきたいです。

今回の福島訪問も
充実した日々を過ごさせていただきました。
関わって下さった方々に
感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。

弓場珠希