北海道胆振東部地震レポート~一次産業の復興の難しさ~
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執筆者:奥村ゼミ3回生 山口沙織
7月14日、私たちは「ハスカップ生産日本一」の町、北海道厚真市にあるハスカップ農家、山口農園の山口善紀さんに取材をしました。
ハスカップとは見た目はブルーベリーでぶどうに近い味のする甘い果実です。味見をさせていただきましたが、甘くてとても美味しかったです。1本の木から1kgのハスカップが収穫できるそうですが、そこまでの木に育てるのに10年もかかるそうです。
山口農園には、手間暇かけて育てたハスカップの木が5000本あったそうですが、そのうちの500本が北海道胆振東部地震で農地の斜面が崩れ土砂に埋まったそうです。自身も1割ものハスカップの木を失ってしまった山口さんですが、地域全体で復興を進めて行きたいと考えられていました。
しかし、ハスカップ農家は年配の方が多く、被災農家の中には再開は難しいという声も聞かれるそうです。ハスカップに限らず一次産業は同じような問題を抱えており、復興は容易ではありません。
私たちも一次産業の復興についてしっかりと考えていかなければならないと感じました。
たわわにみのったハスカップ