北海道フィールドワーク
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田伏弘志郎
8月28日~8月31日までの4日間で北海道にてフィールドワークを行いました。
北海道に着いた時の感想は「とにかく涼しい!」でした。気温は22度で半袖でも少し肌寒く、あせっかきの私でも汗をかきませんでした笑
今回のフィールドワークの目的はリスクを取って新しいことをした方々の話を聞き、リスク感性を磨くことです。様々な現場で貴重な見学の体験をさせていただきました。1日目は新得にある共働学舎新得農場を訪れました。そこの代表である宮崎望さんのお話を聞かせていただきました。共働学舎は元々長野県に本拠地を置いてあり、宮崎望さんのお父様が始めたそうです。宮崎望さんはアメリカに留学した後、新得でゼロから農場を始めました。お父様に反対されていましたが、その反対を押し切りチーズ作りを開始しました。今では世界のコンテストで優勝するなど大きな実績を持っておられます。社会に出るのが難しくなってしまった方々と共に協力しながら、管理するのではなく、一緒に生きるという姿を見せることで生きる意欲を湧かせてこられたそうです。自分から「これやってみたい、あれ売ってみたい」と言うようになった人も大勢いるとのことでした。このように反対を押し切りながら、リスクを取って新たなことを行い、しっかりと功績を残し、たくさんの人に生きる意味を与えてきた宮崎望さんはとても素晴らしいお方だと感じました。

2日目はアクサ生命さんの新自社ビルと現在の札幌第二本社の見学をさせていただきました。元々アクサ生命さんは東京一極集中型を取っていました。しかし、首都直下型地震による被害のリスクを認知し、札幌への本社機能分散移転を行いました。その後地震は移転先の北海道に来てしまうのですが、分散移転していたことですぐに復旧することができました。現在は札幌移転の成功により、今年10月に自社ビルを構えることになっております。今後首都直下型地震がきても迅速な対応ですぐに復旧できることができるだろうと感じました。
第二本社で学会が行われましたが、そこで自分達の卒論概要を発表させていただきました。学会の方の意見を聞くことができたので、その意見を活かしてよりよい卒論を完成させたいと思います。

その日の夜、北広島市にあるエスコンフィールドを訪れました。元々日本ハムファイターズは東京ドームを本拠地にしていましたが、札幌ドームへ本拠地を移し、現在は北広島市のエスコンフィールドが本拠地となっております。賃料負担の増大やスタジアムの構造的問題などの背景により本拠地が移転されたと考えられています。現在のエスコンフィールドはそれらの問題を解消するために作られたもので、実際に足を運んで見た感想としては、試合がとても見やすい構造であると感じました。甲子園とは異なり、フードコートの通路のスペースが開放的でとても快適でした。収容人数はエスコンフィールドの方が少ないですが、お客さんの快適度をより意識している構造であると感じました。観戦中には分からなかったのですが、試合後の新聞記事でピッチャーの牽制球が多いことからバントを警戒していることを読み取り、ヒッティングに切り替えたという話が書かれてありました。このような状況に応じて迅速に判断する力はどのような場面でも必要になってきます。スポーツ観戦は娯楽であると同時に学びの場であることを再認識しました。

3日目は余市のニッカウイスキーとオチガビワイナリーを訪れました。創業者である竹鶴政孝さんはスコットランドでウイスキー製法を学び、日本での理想的なウイスキーづくりを目指し、余市に日本初のウイスキー工場を作られました。私たちはガイドの方の説明を受けながら、ウイスキー工場の見学をさせていただきました。貯蔵庫の中を見させてもらった際に樽熟成中に蒸発してウイスキーの量が減るエンジェルズシェアという現象が分かるものを見せていただきました。20年間で半分くらいまで減るということに驚きました。また貯蔵庫の中に入っている時には気づかなかったのですが、奥行きが50メートルあるとのことでした。試飲スペースもあり、お酒が好きな方はとても楽しめると思いました。
オチガビワイナリーではワインに対するこだわりなどたくさんのお話を聞かせていただきました。オチガビワイナリーの落希一郎さんは西ドイツでワインについて学んだお方で、日本を代表するワインの醸造家の1人です。お話の中で印象的だった2つの話を紹介させていただきます。1つ目は日本の他のワイナリーのように食用ブドウからワインを作ることはしないということです。醸造所の近くにワイン専用のブドウ畑があり、熟した状態で収穫できることで、とても高品質なワインを作ることができるとのことでした。2つ目は地下にワインを寝かせる場所を作っているということです。地面から2メートル下にあるため、冬は13度よりは下がらず、夏も18度でキープすることができるそうです。その地下にはワインをお客様にもてなすスペースがあります。そこでのこだわりは5、6人以上の人にごちそうすることで、理想は8人が良いそうです。ワインは1本750mLであり、ワインをグラスに入れて回す時にこぼれない理想の量が90mLだからという理由です。このような面白い話をたくさん学べたのでとても良い経験ができました。昼ご飯はオチガビワイナリーで頂いたのですが、初めてフレンチのフルコースを頂きました。どれも絶品で美味しかったです。

その日の夜、クレーンゲームをするために某ゲームセンターを訪れました。口コミは3.7と評判は高く、その評判通りなのかを確かめる目的で訪れました。1手目がほとんど動きませんでしたが、口コミが良かったので継続すると動きがしっかりでてきたので、2000円で景品を獲得することが出来ました。私は口コミを見てその店舗を訪れたいと思い、始めは動かなくても評判がいいからということで継続できました。そこで評判はやはり売上を確保するためにはとても重要なものだと実感しました。口コミに関するリスクを卒論で取り上げる予定なので、勉強になりました。その後札幌ビール園でジンギスカンを頂き、お腹いっぱいになるまで食べさせていただきました。初めて食べましたが、柔らかくとても美味しかったです。


4日目はのぼりべつクマ牧場を訪れました。最近北海道で熊が人を襲うニュースをよく見るので、とても大きな問題意識を持っていますが、のぼりべつクマ牧場のクマは人慣れしていて全く怖くありませんでした。エサを投げる場所があるのですが、エサを見せると猫のように手を動かしアピールしていてとても可愛かったです。その中にヒグマ博物館があるのですが、クマの実寸大の模型が置かれてあって、実際に対面したら絶対的な恐怖を感じるだろうなと思いました。クマを絶滅させれば生態系が崩れるため、絶滅させずに解決する方法を考える必要があると強く思いました。そして地獄谷に行った後、汗を流すために登別の温泉に入りました。硫黄の匂いが漂っており、いつもと違う新鮮な感じで入浴することができました。



9月1日に大阪に帰ってきたのですが、自分達が宿泊した札幌プリンセスホテルの朝食がとても豪華だったので紹介します。ビュッフェ方式で様々な食べ物があったのですが、海鮮丼のコーナーがありました。海鮮丼が朝から食べられるのかと驚くと共に口に運ぶと新鮮でとにかく美味しかったです。サーモンやマグロ、いくらがかけ放題で何杯も頂きました。シェフが目の前でオムレツを作り、ウニソースなどをかけていただきましたが、絶品でした。カツゲンという北海道限定の飲み物もあり、とても美味しかったです。2日目には狼スープという味噌ラーメン専門店も訪れています。スパイスが聞いていて、イメージしている味噌ラーメンとは異なりましたが、普段食べない新鮮な感じでとても美味しかったです。

今回のフィールドワークではリスクを取って新たなことに挑戦した方々の貴重なお話を聞くことができ、現場での見学など様々な経験をすることができました。何か新しいことを行う時は必ずリスクが付随してきます。そこでリスクを取ることができるのかがとても重要になってくるでしょう。何でもかんでもリスクを取ればいいわけではなく、しっかりと考えた上でとることが大切であると思います。しかし、クライシスには即座の判断が必要であるため、考える時間は多くありません。そのためにリスク感性を磨くことが大切なのです。
今回のフィールドワークではそのリスク感性が身についたと感じています。北海道はご飯が美味しいだけでなく様々な学びの場があるので、ぜひみなさん行ってみてください!