PDM Summer Camp Part3

執筆担当:長谷川夏帆(近藤ゼミ)、近江秀美(永松ゼミ)

Halo! Kami adalah mahasiswa strata 1 di jurusan Ilmu Keselamatan Masyarakat, Natsuho dan Hidemi.

9月11日、PDM Summer Camp 3日目です。
今回は、インドネシア語で挨拶してみました!

さて今日は、一日、バスで神戸に行き、
阪神・淡路大震災について学ぶことのできる場所を
訪問しました。

まずは、人と防災未来センターです。
ここでは、Asian Disaster Reduction Center
(ADRC:アジア防災センター)としての
取り組みについてお話を伺いました。

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【Mr.ARAKIDAからお話をうかがいました!】

アジア防災センターは、
メンバー国の防災能力の強化、
人々が安心して暮らせる地域づくり、
持続可能な開発を可能にする社会づくりを
ミッションに掲げ、
アジアの防災関係者の人材交流を含む
多国間のネットワークづくりを進めています。
ADRCのメンバー国は、
2018年にトルコを加えて31カ国になり、
アジアを中心としてアメリカやアフリカ、
さらにヨーロッパの国なども含め
様々な国が「国際防災」に取り組んでいるとのことです。

これだけ多くの国々が
神戸を中心に防災でつながっているということを
わたしたちは初めて知りました。
PDMの学生も自分の国が参加していることを知って、
驚き、喜び、熱心に質問をしていました。

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【記念写真を撮りました!】


短い時間の中でしたが、
国際的な取組み/枠組みについて
学ぶことができた貴重な機会でした!!

その後、人と防災未来センターの中を見学しました。
人と防災センターでは、迫力のある音と映像で
阪神・淡路大震災の当時の状況を追体験したり、
展示コーナーでは、復興に関する資料を見たりしました。

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【大学1年次生ぶりの訪問です!!】


震災ボランティアに関する展示コーナーを
熱心に見ている各国の学生たちの様子が印象的でした。

人と防災未来センター訪問の後は、お昼ご飯です!

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【わたしたちは、そばめしを食べました!!】


私たちは神戸長田のソウルフード、「そばめし」を食べました。
永松先生おすすめのお店で、
関西のお好み焼き(わたしは広島出身なのでこう書きます)と
そして「そばめし」をたっぷり注文して、
みんなでシェアして食べました!

アツアツの鉄板の上にフードが並んだ状態の料理に
PDMの学生たちも興味津々でした。
ソースの味も気に入ったようで、
口々に「おいしい!」の声が!
みんな完食していました。

ランチの後は
神戸市長田区御蔵地区にある
「まち・コミュニケーション」を訪問しました。

阪神・淡路大震災の際に
御蔵地区は大きな被害を受けました。
この地域は道が狭く、建物が密集していたため
特に火災の被害が大きかったそうです。

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【認定NPO法人まち・コミュニケーションを訪問しました】


まち・コミュニケーションは
御蔵地区に拠点を置き、
ハード面、ソフト面の「まちづくり」の支援を行っています。
代表理事の宮定さんが
震災当時の様子や、復興の際のコミュニティ作りに
尽力したことなどを話してくださいました。

当時ボランティアとして活躍していた方も
いらっしゃったので、お話を聞くことができました。
震災後のコミュニティ作りの難しさや
復興・再建の大変さを感じました。
復興の鍵となるのはやはり
「コミュニティの形成」だそうです。

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【宮定さん、全て英語で話してくださりました!】


そして最後にみなさんと記念写真を撮って、まち歩きに出かけました。

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【まちづくりの専門家が集結した貴重な機会でした!】


まち・コミュニケーションの次は、
周辺のまち歩きです。

向かったのは...

鉄人28号で有名な新長田の商店街です!
実は、私はゼミで新長田をフィールドにして
実施している防災教育プロジェクトに参加しているのですが、
鉄人28号に会うのは今回が初めてでした!

新長田地区の隣にある須磨区出身の漫画家、
横山光輝さんの代表作「鉄人28号」は
震災復興のシンボルとされ、地元の賑わいに
大きく影響を与えています。

この周辺での被害について話を聞きながら、
まち歩きを行いました。

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【様々なところに鉄人28号が...!】

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【鉄人28号と一緒に記念写真を撮ることができました!】


その後はまた少し移動して、
最終目的地である「FMわぃわぃ」へ。

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【神戸の町を歩いて本日最後の目的地へ】


FMわぃわぃは
"ゆるゆる多文化、いとをかし"をキーワードに、
震災後に始まったコミュニティラジオの放送局です。

長田区には在日の方が多く暮らしているため
震災後、避難所に足を運んで安否確認する人も多くいました。
しかし、当時、避難所には
日本人の名前の掲示はあるものの、外国の方の名前がなく、
情報が不足していました。

その中で、みんながラジオのもとに集まって
情報を聴いていることにヒントを得て、
ラジオを通して外国の方の安否を確認する、
という放送が始まりました。
これがFMわぃわぃの誕生理由だそうです。

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【金さんからお話を聞きました!】

震災後の当時は、
アリランという韓国の音楽を流して、
ヨボセヨーと言って呼びかけた"FMヨボセヨ"、
そして3ヶ月後にはシンチャオという
ベトナム語の番組"FMユーメン"を放送したそうです。
その半年後に、ヨボセヨのY、ユーメンのYをそれぞれ取って、
FMわぃわぃに統合しました。

声を上げることをベースにして、
記憶を記録するためにいろんなメディアで発信しているそうです。
特定の誰かではなく誰でもいいから支援するよ!
という気持ちを持つこと、インクルーシブになるように
イクスクルーシブから脱却することが大切だと言われていたことが
強く印象に残っています。

自分で脱出できるということは、
自分に力がある(知識、知恵)ことを
気づけるだけのネットワークがあること、
「弱者のまま甘んじるのではなく自分で立つ人に」
という思いがあると話されていました。

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【様々な国の人がいることがその町の豊かさだ、という言葉が印象的でした】


ゼミ活動にも活かせることを
今回、多くの人から学んだ一日でした。

さて、盛りだくさんな3日目が終わり、明日はいよいよ成果発表です!

Terima kasih anda sudah mau


長谷川夏帆(近藤ゼミ)、近江秀美(永松ゼミ)