卒業研究発表会 布施SEKAI HOTELの事例研究
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執筆者 : 亀井ゼミ 中山莉那
2024年2月16日、学生最後に4年間学んだ成果として卒業論文を提出し、その発表会である卒業研究発表会が行われました。
1人の持ち時間は発表6分、質疑応答4分の合計10分でした。
それぞれのゼミ生が自分の興味のある分野を独自に研究し、個性豊かな発表会でした。
今年は亀井ゼミ、桑名ゼミ、岡本ゼミが合同で開催されました。
自分だけでは気付くことのできなかった事や新たに関心を持つ事が増えたり、と良い時間になりました。朝早くから夕方までのスケジュールでハードではありましたが、亀井ゼミの同期のみんなはこの日のために一生懸命準備してきたので、無事終わった時にはとても達成感がありました。
個人的には優秀賞をいただくことができて達成感が増したような気がします。
その後のゼミ室での打ち上げも楽しい時間になりました。
この発表会のために、卒業論文本体とは別でパワーポイントでスライドを準備したり、質疑応答で教授からの質問に備えてスライドを作ったり、と年明けから準備に追われました。
私自身、卒業論文のテーマとして「観光リスクマネジメントの研究 -商店街のリスクマネジメントとしての観光戦略-」を研究しました。
2024年1月には本研究で事例として用いた東大阪市の布施商店街の中にあるSEKAI HOTEL FUSEにゼミ生の数名で宿泊してきました。SEKAI HOTEL FUSEはシャッター商店街の空き家をリノベーションして宿泊施設としています。周りの商店などの協力を得て「商店街まるごとホテル」を体現しています。
実際に宿泊して、夕食を商店街の中にあるお店に食べに行ったり、昔ながらの銭湯へ行ったり、朝食はレトロな喫茶店を楽しんだり、と今までにはない旅行で新鮮な体験ができました。
客室は空き家をリノベーションしていますが、布施商店が元々持っている雰囲気を壊すことがないよう外観はそのままにされており、客室内はとても広く綺麗で快適でした。
たくさんの投機的リスクをとる決断をし、リスクマネジメントを行っていることを実際に宿泊したり、広報の方にインタビューさせていただいたりしたことで研究が進みました。
各々が自分の卒業論文に励んで忙しい時期であるにも関わらず、一つ返事で一緒に宿泊してくれた友達には本当に感謝しています。
今回だけでなく、亀井ゼミに所属していたことでたくさんの事例に実際に訪問して体感することができました。工場訪問やリスクマネジメント学会、東北研修や異文化交流など個人では体験できない様々な機会をいただくことができました。
コロナ渦での入学で最初は友達ができるのかどうかという不安から始まりましたが、社会安全学部ならではの講義や亀井ゼミでの活動を通して4年間、楽しい学生生活となりました。