熊本市内のトンネル建設現場見学

小山ゼミ,3回生の中塚海斗です.

11月21日に,20日の熊本城の石垣のレーザー計測に引き続き,トンネル建設の現場見に行きました。

今回,竹中土木の方に見学させていただいたトンネルは,熊本駅から車で10分ほど行ったところにある一般県道砂原四方寄(池上工区)1号トンネル新設工事です.将来的には熊本西環状道路の一部となるそうです.
朝8時半に集合して,現場に向かいましたが,すでに現場では作業が行われていました.工事事務所で,担当の方から工事の概要について説明があったあと,トンネルの中に入りました.NATMという方法でトンネルは掘られており,爆薬を装填し岩盤を発破した後,トンネルが崩れないようにロックボルト・鋼材や吹付コンクリート(支保工と呼ばれています)で空洞の安定性を確保しているそうです.
また,建設現場では決められた期間に決められた資材を使って限られた予算で構造物を建設していかなければならないため,工程管理というものがとても重要であるということを教えていただきました.例えば,掘削したときに出る「ずり」と呼ばれる土砂や岩塊をいかに効率的にトンネルの外へ搬出するかが重要で,そのためにバックホウやダンプトラックなどの重機をどのように配置するかなどを考えておく必要があります.
 以下の写真はそれぞれ,トンネル外に搬出したずりをダンプトラックに積み込む作業の様子とトンネル坑口の様子です.

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現場では,人間の背丈よりもはるかに大きな重機が行き交っており,現場で作業する方々の安全を確保するということが何よりも重要であることがわかりました.
私はこのようなトンネル建設の現場を見学するのは初めてでしたので,担当の方からお聞きする話は大変新鮮で貴重なものでした.また,建設会社がどのような仕事をしているのかについて知る大変良い機会となりました.
最後は,熊本で食べた馬刺しです.とても美味しかったです

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