今年も泉大津で活動しています!

城下ゼミ4回生の米倉です。

私は、卒業研究で、泉大津市立浜小学校にて防災教育を行っています。

今年のテーマは「外国人のための防災」です。

子どもたちは今年度から英語を授業の一環として取り入れており、また、泉大津市は関西空港にも近く、外国人が多いエリアです。

子どもたち自身が、自分の身を守るための防災だけではなく「泉大津市に住んでいる自分たちが誰かのためにできることはあるか?」と考えてもらいたいと思っています。

10月25日の授業では、私が外国人に行ったインタビューを、動画で子どもたちに見せました。

6月18日に発生した大阪北部地震を経験したイギリス人アシュリーに、協力してもらいました。






この1週間前の授業で、外国人が日本で地震を経験したらどのようなことに困るか考えてもらいました。





そして、子どもたちに、「大阪北部地震を経験した外国人に聞いてみたいこと」を考えてもらいました。







これらの質問をふまえて、アシュリーにテレビ電話でインタビューをしました。

英語を勉強している子どもたちは、動画を見ながら単語を聞き取って、理解しようとしてくれました。

また、災害の時、「正しい情報をシンプルに伝えること」はとても大切です。
伝える相手は、全員が日本人とは限りません。

そこで、「防災ピクトグラム」をいくつかクイズ形式で紹介しました。
ピクトグラムは、一目でわかるイラストで避難場所や、津波などの注意を喚起するものです。


泉大津市に住んでいる子どもたちは、見慣れているのか、ピクトグラムが何を示しているのかすぐ答えてくれました。

アシュリーにもあらかじめ同じクイズを行いました。
アシュリーは、いくつかのピクトグラムを理解できませんでした。

日本人にはすぐ理解できても、外国人が全てわかるわけではないということも、学びました。

このように、「正しい情報をシンプルに伝えることの大切さ」、そして津波が起きた際、「外国人を含めた全員が避難する」にはどうしたらいいのか、これから子どもたちと一緒に考えていく予定です。



私はたくさんの子どもの前に立ち、1人で授業をする経験が今までなかったので、とても緊張しましたが、城下先生のサポートと、子どもたの一生懸命聞いてくれている姿勢のおかげで、私も楽しく授業を行うことができました。


私が小学校へ訪れる時、いつも子どもたちは私と仲良くしてくれて、緊張も和らぎます。
子どもたちはとても可愛いです。


今後の予定は、子どもたちが泉大津市の駅や、市役所などの施設へ直接行き、各施つな設の外国人対応はどのようなことが行われているか、インタビューを行う予定です。