避難とドローンとジェラート 再び

執筆者 奥村ゼミ4回生 山田周斗

11月4日(日)、奥村ゼミでは南あわじ市阿万中西地区で実施された津波避難訓練に合わせて、避難行動調査を実施しました。メンバーは奥村先生と3回生の伊藤君、京都大学の上大迫さん、防災科研の土肥さんと私の5名でした。私は去年に続けて2回目の参加です。

 調査は、訓練に参加されている住民の皆さんに同行して皆さんの行動を地上から観察するチームと、ドローンを用いて上空280mからすべての住民の皆さんの行動を記録するチームに分かれて進めました。それぞれアクシデントもなく無事に終えることができました。
 

訓練終了後は福良に移動し、昼飯前にG.エルムという喫茶店でデータの整理と午後からの段取りの確認をしました。G.エルムは地元や観光客の間で人気のあるジェラートカフェであり、品質も良くアイスの種類も豊富です。このブログをご覧になっているあなたも淡路に立ち寄る機会があれば、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょう?

写真1
左はホワイトチョコ、右がチョコです。財布奮発してカフェオレも注文しました。

午後はヒアリング調査で、阿万地区の連合自治会の会長をされている川端さんにお話しを伺いました。

写真1
川端さんへの聞き取り調査の様子。左から順に川端さん、奥村先生、上大迫さん、土肥さん、伊藤くん。私が撮影しています。


普段、仕事やプライベートで行く店や作業場などを教えてもらい、そこには自転車で行くのか徒歩で行くのかなど、移動手段を質問していきました。それを踏まえて、日常生活で川端さんが徒歩で行くには遠いと感じておられる距離を推定しました。


さらに、その距離と川端さんの自宅から津波災害時の避難場所までの距離とを比較し、徒歩でそこまで行くことに対して抱いておられるお気持ちなどを尋ねていきました。


都市部と異なり地方ではコンビニやスーパーが密集していないため、徒歩での移動距離が都市部より短いのではないかという印象を持ちました。遠くにあるコンビニなどへわざわざ歩くのはつらいと考え、自転車や自動車を使いがちになると考えたからです。


今後は得られた結果を踏まえて同地区の全住民に向けたアンケートを作成し、調査を進めて行く予定です。