尼崎喜楽苑防災訓練を見学

こんにちは!
近藤ゼミ4回生の若宮李奈です。

9月28日、
兵庫県尼崎市にある
特別養護老人ホーム「喜楽苑」の防災訓練に参加しました。

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訓練内容は
・発災直後の初動
・怪我人の避難誘導・応急手当
・建物設備の点検
です。

南海トラフ地震を想定。
5分間という長さの揺れが生じた、というところから
はじまりました。

真っ暗の中、5分間の揺れを堪えるのは孤独に感じて、
これが本当に揺れていて家具などが倒れていくのは辛いだろうな...と。
その中で、「もう少し頑張ろう」などの
周りの温かい声かけが必要なのだと学びました。

また、訓練が終わった後には
備蓄食の試食をさせていただきました。

私が手に取ったのは、
ご飯がお粥になっているハヤシライスと、
しっとりとしていて利用者さんも食べやすいパンです。
ハヤシライスの非常食は初めて食べましたが
温めなくても十分美味しく食べられるなあと思いました。

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大人たちの本気の防災訓練を見学させていただいて、
自分の命だけでなくみんなの命を守るんだという
強い想いと責任感を感じました。
貴重な体験を通して、私ももっと周りを巻き込んでいけるような
防災をしていきたいと思いました!

以下、参加メンバーからも感想をいただいたので紹介します!


近藤ゼミ3回生の木下さくらです!
職員皆さんの緊迫感が伝わってきて、私もめちゃくちゃ緊張しました。
津波到達予測が5mになってから
2階から3階に本部を移動させたことが
臨機応変な対応でとても驚きました。
職員さん利用者さんとのコミュニケーションが
とても印象に残っていて、
「後もうちょっとですからね」とか、
「僕のヘルメット似合ってるでしょ」などの
プラスの声かけがとても暖かかったです!

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(雑誌で頭を守る様子)


近藤ゼミ4回生の三枝千夏です!
今回、喜楽苑の防災訓練に初めて参加させていただきました。
テーマは「利用者さんを守りながら自分も守ること」。
頭では分かっていたつもりでしたが、実際に体験してみると、
その難しさと重要さを強く実感しました。
訓練前に見た地震の映像では、車椅子が大きく揺さぶられたり、
ベッドから利用者さんが落ちてしまう場面がありました。
その様子から、「発災直後の対応」だけでなく、
日常的に車椅子のストッパーをかける、
ベッドに柵をつけるといった
小さな備えが命を守ることにつながるのだと学びました。
また、訓練中に印象に残ったのは職員さんの声かけです。
不安そうにされていた利用者さんに
「大丈夫ですよ」と優しく寄り添う姿があり、
その雰囲気に安心感がありました。
災害時は自分のことで精一杯になりがちですが、
周りを思いやる余裕こそ大切であり、
それは日頃からこうした訓練を積み重ねることで
培われるのだと感じました。