Kerry 岡田光莉さんの講演を聴いて(1)

小川桃花
 10月22日に専門演習の授業で「株式会社Kerry」代表取締役の岡田光莉さんに講演して頂きました。

関西大学社会学部出身ということで、勝手ながら親しみを感じていたのですが、私自身現在就職活動をしている中で、とても行動力がありやりたいことと目標がしっかりされている方だなと感じました。大阪の大学に通っていて就職も大阪志望だったけれど、自己成長のために出身の広島に戻り、経験を積む手段として果敢に挑戦するお話や、その後個人事業を経験した後により自分の挑戦してみたいと考える仕事をする為に会社を起業する話を聞いて強く感じました。
 「会社を立ち上げること」と「リスク」の関係など自身が考える理想と現状を分析して、諦めるのではなく何か新しい事に取り組んでみる姿勢は大事だなと改めて実感しました。岡田さんでいうと、大学時代は起業するなんて全く思ったこともなかったけれど、挑戦していくうちに見つかってきた今は、「時代を超えて愛されるブランディング会社」を立ち上げられて生き方にとても尊敬します。お話を聞くことが出来て、私自身の考え方も明るくなった気がします。ありがとうございました。

城山喬栄
 KERRYの岡田さんの講演を受けて、会社をやめる事による安定した給料や年金等への不安というリスクよりも、最大のリスクは「死ぬ時に後悔する事」と考え、二十代を後悔なく過ごそうと考えたというお話からは、私であれば老後の後悔よりも、今仕事を辞めて何かに挑戦するリスクテーキングの方が大きなリスクであると考えてしまいそうだと感じました。でもそれは、私が岡田さんとは違って起業してビジネスをやりたいという強い気持ちや、それを裏付ける実績や努力が無いからなのだと気付きました。
 そのため、リスクテーキングとはただただ無謀に挑戦する事ではなく、それを可能にする努力や強い気持ちが重要になってくるのかなと考えました。
 事業を起こそうとしている人の強みや願い、そして弱みも見極めてパートナーとして支える顧問というお仕事についても学ぶことが出来ました。

池田武揚
 1,株式会社Kerry への印象
  個人事業主から起業という経緯から当株式会社が設立されたとお伺いし、岡田さんが成し遂げたい事と、世間からのイメージを一致させることの2つの目標達成に向けた企業であると感じた。個人事業主として、自分自身の責任のみというメリットもあるが、反対に1人しかいないために病気等のリスクに対応できないという問題がある。岡田さんはそのようなリスクを認識し、起業のリスクを超えた利点を追い求めていらっしゃり、合理的であり情熱的でもあると感じた。
 2,岡田さんへの印象
  同大学を卒業し、大学パンフレットの表紙を飾るほどに活躍されていることに素直に感心した。何万人もの卒業生がいる中で岡田さんが選ばれるのはそれ相応の実績があるからだと感じたためだ。そして、とてとポジティブであるという印象が強かった。未知のリスクを想定すれば、わたしは怖くなり動きにくくなるが、岡田さんはそのリスクを必ずしも起こらないし、起こったとしてもなんとかなると前向きに捉え挑戦し続けている点からポジティブさを強く感じた。
 3,鳥羽さんへの印象
  同会社の顧問を務める鳥羽さんのお話を聞いて、個人の価値観を知る事の重要性を感じた。その価値観が、趣味や特技、そして日頃の生活に表れており、それを知る事で的確な支援を行うことができると学んだためである。そして、就職面でも共通であり重要であると感じたのは、自身の好きなことを見つめ直すことである。好きなことを知ることで、自ずと職業が見つかり、好きなことを伝えることで自分自身を伝える材料となるとお話を通じて実感した。

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