展示会とホスピタルアート
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亀井ゼミ三回生 上坂朝 田伏弘志郎 田村謙成
10/9の水曜日に京都市丸太町駅徒歩5分のアートカフェ「カスノワゼット」を訪れ、京都を拠点に活躍するホスピタルアートを手掛ける馬場千愛さんのにがおえ展の見学とインタビューをさせていただきました。
馬場さんは、堺市の耳原総合病院をはじめとした様々な病院でホスピタルアートを手掛けています。
馬場さんのホスピタルアートとの出会いはNPOアーツプロジェクトからの依頼がきっかけで、過去に馬場さん自身が心の病を患ったことからホスピタルアートを主軸に活躍されています。
馬場さんが手掛けるときに気をつけていることとして、抽象的な絵だとせん妄で幻覚が見えてしまう場合があるため、はっきりとした分かりやすい絵を描いていることがあります。馬場さんは、現在NPOや大学の授業の一環の優しい空気間で行われているため、将来的にホスピタルアートがビジネスとして捉えられてしまうことを懸念としていて、そのまま優しい空気間を残したまま日本全国に広がってほしいとおっしゃっていました。私は実際に似顔絵の作品を見て、デザインは似ていても目の位置のほんのわずかの違いで、ここまで表情が変わるのかと感動しました。絵を描くことに興味があり、アドバイスをいただいたところ、「とにかく継続してください」とのことだったので、毎日少しずつ模写の練習をして、馬場さんのようにいろんな表情や表現を描けるように頑張ります。
田伏 弘志郎
馬場さんのホスピタルアートについて抽象的ではなくわかりやすい絵を心掛けているというお話で地域の特色に合ったイラストにしているという話や、患者さんがそのホスピタルアートを手掛ける場所にどのぐらい滞在するかによって絵の色味を変えるというお話が印象的でした。馬場さんは毎日にがおえやその日にちなんだ絵を描いていらっしゃるので、私もイラストを描くことが好きな一人として見学してとても刺激になりました。
上坂 朝
今回は京都のカフェの2階で馬場さんの個展がありましたがそのような形式が初めてだったので驚きました。カフェのオーナーの方がアートを広めたいといった意思があり、今回のような個展を開けたとおっしゃっていて、ホスピタルアートに関してもアートに理解のある人が増えることがホスピタルアートを広めることには重要であると思いました。多くの似顔絵やイラストをみて心がほっこりしたことから、アートが持つ力を実感できました。
田村謙成
馬場千愛さん(後列左)