日本リスクマネジメント学会(文教大学東京あだちキャンパス)に参加して
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執筆者 田村謙成
9月28日に文教大学東京あだちキャンパスで日本リスクマネジメント学会第49回全国大会がありました。
全国の教育機関や企業の方々が来ており、何人もの人の発表を聞くことができました。東京あだちキャンパスという名前でしたが、川一本挟んだらすぐ埼玉県で最寄駅は埼玉県の谷塚駅という立地でした。文教大学の生徒の方と話をしていたら文教大学の本キャンパスは埼玉県の越谷市にあると仰っていたので、なぜそのような立地にしたのかとても興味深い場所に大学がありました。
全体の発表を聞いて私が感じたことはリスクを洗い出すことがとても重要であると感じ予めリスクを洗い出すことはリスクを防ぐことや被害を減らすことに重要であると感じました。そのことに加えてリスク感性を磨くことの大切さも感じました。予めリスクを洗い出していても実際に危機が目の前に迫ってきているときには自分自身の即座の判断で動くことが必要となるので、異文化や決断、アートに多く触れることで、とっさの判断をよりよくすることが重要であるとも思いました。
今回聞いた発表の中で特に興味を持ったのは日本の製造業のリスクマネジメントです。私自身、就活において製造業を視野に入れているということもありリスクを知れたことが良かったと感じています。企業が不足しているグローバル人材を外国人で補うことによって日本独自の考えや技術が海外へと流出し、やがて海外の企業に飲み込まれてしまうかもしれないというリスクについて私は非常に危機感を感じました。日本人のグローバル人材を増やそうとすると相当の学校教育が必要であると感じますが、少子高齢化の日本ではなかなか解決が困難な課題であると感じています。今回の統一論題がアートとリスクマネジメントでしたが、そもそもアートとは何であるかということやアートは人によって邪魔なものとなるといったこと、著作権など様々な切り口での発表を聞くことが出来ました。
聴講と同時に、私たち亀井ゼミからは、会場にて、リスクマネジメントのイラストを展示しました。
その後の懇親会においても大人の方々から有益な情報を頂いたり興味深いお話をさせていただいたので異文化に触れるという意味でよい経験が出来たと今回全体を通して感じました。